こんにちは。
音遊(おんゆう)kimono school神戸校
「きものclub夏彩(ナツイロ)」 です。
先日レッスン中に博多織の伊達締めを使っていらした受講生様が
「どっちが表か裏かいつも迷っちゃうんです」
とおっしゃいました。
今日は見分け方をお伝えしますね。
博多織とは、帯の日本三大産地の1つである福岡県の織物。
とても心地よくキュッと締まるのが特徴で、
袋帯から半幅帯、伊達締めまで幅広く使われています。
半幅帯で片結びをしてみました。
博多織はコシがあり固めなので、カッチリした結び方が適しています。
福岡を治めた黒田長政が1600年に幕府の献上品としたことより、
以来この時に使われた柄が「献上柄」と呼ばれるようになりました。
こちらは私の半幅帯↓
基本的な柄は4種類あり、それぞれ意味があります。
◇親子縞(中子持ち縞):太い縞が細い縞を挟んでいる縞。「親が子を守る」「家内安全」の意。
◇華皿(はなざら):仏の供養の際、花を入れる皿
◇孝行縞(両子持ち縞):細い縞が太い縞を挟んでいる縞。「子が親を慕う」「子孫繁栄」の意。
◇独鈷(どっこ):煩悩を打ち砕くとされる密教の仏具
柄は献上柄以外にも、モダンな柄の織物もあり、国の伝統工芸品となっています。
さて、最初の話に戻って、
ここで表と裏を再確認しておきましょう。
帯は上が表、下が裏です。
裏は、華皿がX印のようになるので、わかりやすいですね。
こちらは、伊達締め。独鈷柄はありません。
X印が裏です。
\お読みいただきありがとうございました/
フォローしていただけるとうれしいです
+フォロー
☆出張着付け承ります☆
ご自宅までお伺いします。
詳細はホームページよりご確認ください。
カジュアル着物コーデや、着物小ネタなど
配信しています。
お友達追加してね↓
LINE ID:@968ykhpm でもご登録いただけます