55立て本疋田絞りや5つ巻き絞り | おしゃれな働く40歳代の女性の高級きものライフを応援するブログ

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きものをお召しになるのでしたら、絞りは一枚は欲しいものです。
絞りは、見極めがとても難しいのですが、簡単に言うと、絞りの種類と粒の小ささで
手間と時間が異なります。
そんな絞りでとてもお薦めの2点が入荷しています。


1)55立て絹糸で8回絞っている本疋田絞り


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1尺(一幅)の中に55個の絞りの山が有ります。
絞りは、機械で絞ることは出来ませんから、手仕事で行います。
本疋田は、絹糸を8回巻いています。
巻いた部分が白く残ります。1粒の先の黒い点が何と小さく整っていることでしょう。
何年間もの時間をかけてこの一反が絞られました。


これまで最高の細かさは60粒でしたが、もう60粒は絞れなくなっていますので
この55粒は、最高に細かい絞りと言えます。


粒が細かく多くなりますと、それだけ白さが増します。
白い方が良いか、粒が大きく黒い方が良いかは、お好みになります。
粒が細かい方が断然着姿の豪華さは有りますが、白っぽいものよりも黒が多い方が
若く見えることもございます。


一目見て、どなたの心も引き付けられてしまいそうです。
粒の小ささと整った粒が作り手の心も伝えてくれているようで
何とも味わい深く気品高いのです。


九寸の染め名古屋帯や金が入った袋帯などで締めていただけます。
紫のとなみの袋帯を合わせました。
着回しが効いて、出番が多い贅沢なおきものです。


本疋田絞り55立て 税込432万円


2)京都で木綿で5回絞った着尺 


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伝統工芸品マークがついている国産の絞りです。
京都に唯一残る絞りの職人さんが、時間をかけて絞りました。


絹の8回ではなく木綿の5回です。
一般的な無地の疋田ではなく、地球儀のような模様を下絵もなく
絞る人の感で絞っています。


色の黒さと模様が、十分過ぎるほどおしゃれです。
細かい絞りよりも、少し大きめのこの程度の方がダイナミックさがあります。


おしゃれを楽しむ方に最適な絞りです。


絞り着尺 本座5つ巻き 
税込842,400円+特選仕立て代151,740円=994,140円


金が入った袋帯で華やかなパーティにも


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九寸名古屋帯でおしゃれなお出かけにも


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この2つの絞りを比べるとこんなに違います。


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絞りは、表面積が広いので光の反射率が高くなり、着姿に力が有るので
一見おとなしく見えても、実は豪華に際立っているのです。
ですから、周囲の方々から、「絞りですね」とか思わぬお声をかけていただきます。


パーティ用の訪問着のような華やかさは有りませんが
少し引いた上質さや気品をだすには最高の着姿になります。