「むかし、着付けを習っていたんですが
もうスッカリ着方を忘れてしまいました……」
そういう声をよくうかがいます。
わたしと同世代、40代後半から50代の方に多いのではないでしょうか。
そういう方はたいてい、以前お茶やお花を習っていた、とも おっしゃいます。
いわゆる、一昔前にいわれていた
「嫁入り前の花嫁修行」というやつですね。
そういう方々が、
子どももある程度 成長し 自分の時間がとれるようになった、
余裕ができた、そんな時期ではないでしょうか。
そして、ふと……
むかし着ていた着物、結婚のときに持ってきた着物、
ぜんぜん着ないで箪笥の中にしまったままであることに気づく。
それと同時に、年齢を重ねてきて「着るもの」に悩んだりすることではないでしょうか。
若い頃の洋服に袖をとおすと違和感がある……
洋服だと流行があり、少し前の服が着られない……
体型の変化により、洋服だとスッキリと着こなせない……
普段着では行けない、"ちょっとした場所"に来ていく服がない……
そんなとき、
そういえば……着物があったじゃない!
着物だと多少の体型変化もカバーしてくれるかも!
新しくスーツやワンピースを買うよりも、持っている着物が着られたら‼
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
はい、ということで前置きが長くなりましたが
むかし、着物を習って着たことがある、
ちょっとした"よそ行き"の場所に着物を着ていきたい……という方からご依頼をいただき
着付けのポイントレッスンをさせていただきました。
今回は、実際に着物を着たい日までお時間がなく、
ほんとうに短期集中で着物から帯結びまでレッスンをさせていててだきました。
というわけで、レッスン中の写真を撮る余裕はありませんでしたので、
レッスン最後の着姿です。
いかがでしょうか。
鞠小路スタイルの、身体の骨格にそった理論的な着付けの手順をお伝えしますので、
衣紋も綺麗に抜けたスッキリとした着姿となっているのではないでしょうか。
ちょっと かしこまった場所へ着物で出かける、
そんなもう一度着物を着てみたい方のサポートもしています。