ここにいるよ。

私はここにいる。


いかなる時もいかなる場所でも物ともしない精通した力量で、

しっかりとここに立っている。あなたが来るのを待っている。

その力量は私は今まで積み上げた、悲しみも喜びも全部一緒にして、瓶に詰めてある。

ビンの底にしずんだそれは、私のすべて。苦味を含んだ私のすべて。

理由なんて考えない。そこにあるそのすべてを私が触って嗅いで齧って、

見えてくる、その味の裏側を、私が受け止めたら弾けて舞って、飛び上がる。

さあ、私はここにいる。


投げ出さないで。とても単純で目を凝らせば見えてくる、私の居場所。

だってそこに立っている。

あなたの面影の上に。

私は「生々しい」という言葉が好き。

生々しく生きるのが私のモットー。

喜怒哀楽は常に、自分の中では最高まで上げて、

葛藤を繰り返し、時には表に出す。

私が魅かれるそれは、

時には恐ろしくシンプルに、

時には恐ろしく怠惰に、

時には恐ろしく自分勝手に、

時には恐ろしく惰性的に、

言葉では到底表せない自分だけの感情を自分の中だけに抱きつつ、

現状とのギャップに苦悩し、現代で生きていく。

これこそ、”生々しい”。

この間、バンコクの立体高速道路ギリギリに建つ小汚いアパートを見て、

そこに干してある小汚い洗濯物を見て、

恐ろしく正直なその瞬間を、その情景を、

私はそういう”ところ”に属していたいという気持ち、

そういうところに心魅かれてしまう私。

魅かれるとは、まだまだそこに到達していないということであり、

その私の憧憬が自分の物になった時、私はどうなるんだろう。

鼻炎の薬を飲んで、眠くて眠くて、ふわふわしながら、

こんなことを徒然と書いてしまった。

普段難しいことは考えません、私。