さくらんぼ狩りと米沢牛と白たか織元へ | 着物屋さんの中の人

着物屋さんの中の人

埼玉県熊谷市にて今年で創業17年になる着物屋の店主です
毎日着物を着て店頭や街中をウロウロしております

 

6月26日と27日、白鷹織りの織元見学とさくらんぼ狩りに山形へ行ってきました。朝8時に熊谷きものこすぎを車で出発。東北道を4時間で上杉神社です。

 

 

 

 

神社をお参りし隣の上杉伯爵邸にて昼食。

 

 

 

 

その後さくらんぼ狩りへ。たわわに実った真っ赤なさくらんぼ。キラキラと光輝くその実を口に入れるとプリッと皮が弾け広がる甘み。その後に訪れるほのかな酸味。いくつでも食べらます。

 

 

 

 

食べ放題のさくらんぼ狩り。こういう場所を楽園て言うんだろうなぁとその光景にうっとり。

 

 

 

 

米沢市内にて米沢牛のすき焼き。ピンクすぎるお肉に思わず「うおぉ」と声を上げてしまいました。

 

 

 

 

グツグツされた米沢牛。

 

 

 

 

採れたて卵をたっぷりと。想像通りの幸せの味です。

 

 

 

 

翌日、白鷹地方へ。

 

 

 

 

白たか織の工房見学。

 

 

 

 

染め工場。白たか織り独特の板締め絣をここで染め上げます。

 

 

 

 

絣の文様に合わせて様々な板がありました。

 

 

 

 

稼働していない染め場はひんやりとした空気。

 

 

 

 

長年使い込まれた道具。

 

 

 

 

しっかりと染め上がった糸。

 

 

 

 

作業工程や現状を丁寧にご説明いただきました。

 

 

 

 

織り場。6台の機がありこの日は3台が稼働。

 

 

 

 

織るというよりは絣を「合わせる続ける」作業。それが何十日も。

 

 

 

 

綺麗な蚊絣が生まれる瞬間。

 

 

 

 

見学を終え蕎麦をいただき米沢をあとにしました。

 

 

 

白たか織は私自身必ず手に入れたい単衣着物の1つです。板締め絣という他には無い独特の染め技法。撚りを強くして45cm幅で織り上げた反物を湯もみ(お湯に付けて揉み上げる)という作業で38cmまで縮ませることで水や雨にも強い(縮みにくい)生地。シャリ感のある肌当たりの柔らかさ。

 

春から初夏用に白地か生成り地の蚊絣の単衣。そして秋用にこげ茶か黒の縞の単衣を。出来れば2着欲しいです。軽さ、足さばきの良さ、肌ざわりの良さ、耐久性。飽きのこない色と柄。毎日着物で過ごしてきたらかこそ欲しい着物。その一つが「白たか織」です。

 

 

来年も6月末に白たか織元見学ツアーを開催予定です。その土地の空気、美味しいモノ、そして伝統の織物を現地にてご自身の目で確かめください。

 

 

 

 

※少人数でのツアーの為、店頭告知で満員となる場合がございますので予めご了承ください