HERO | かしみあ100%

かしみあ100%

やわらかくて、あたたかい。


『愛がないのならあの子から

  きっちり手を引きな。

    手前の下の世話させるぐれえの

       覚悟がなけりゃね 』

  

タムラのオババの言葉からですが。

いやね、ふと思い出して。

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じいちゃんは、くそじじいだったわけだ。


しょっちゅう火種を、ばらまいてた。

いさかいの。


相手はおもにかあちゃん。

つまり、じいちゃんからみて、

息子の嫁だ。


あるとき、

怒鳴りあいが、また、はじまった・・・


原因はわからない。

いや、わかりすぎて、特定できない。


だがね、じいちゃん言うんだ。

でかい声で。



「家族は仲良く!」



はぁ?









かあちゃんは言う。


「おら、わりいけど一緒にはいかんねぇ。

あのヒトのさぁ、めんどうしたりらとか、

廊下汚したあとらとか、

そんがんの、始末したりすんのは、

そんげに苦らとは思わんかった。

あのヒトの業みてえなもんらすけ、

それが、ねえなったら、あのひとらねえすけ。

そお思てさぁ・・・」



認知症が進み、徘徊をはじめとする

問題行動をおこすようになり、

通院、入院、寝たきりとなり、

今は酸素マスクをつけているじいちゃん。


かあちゃんは、介護を続けてきていた。


ずっとみてきたわけじゃないけど、

大変じゃないわけがない。


喧嘩してきた相手の下の世話・・・



すげえよ!


かあちゃん。


「だぁすけさぁ、おら、わぁりいろも、

あのヒトのそんげんなったすがた、

とってもじゃねぇ、せつなくって、

みいらんねぇやぁ・・・」


・・・と、かあちゃんは、一緒に行こう

という、誘いを断った。




しかしよ。


すげえぜ!


わが道を行って、わが道を行ったきり

帰って来ねぇ。

そいで、そいつを、とうとう認めさせちまう。


かっちょいいぜ!じいちゃん!



じいちゃんよぉ。

つまるとこ、愛、ってことかい。

おおざっぱなのは、ウチの家系だよな。





もちょっとつづくで。