竹炭職人キム | 喫茶きむ

どもども〜キムです!!

 

皆さーん元気ですか〜????

 

 

僕は案外いつでも元気です♪

 

 

なんだか昔の話を書きたくなりました。

 

 

今となっては知らない人もたくさんいると思うけど、

 

僕は以前、竹炭職人をしていました。

 

 

読んで字のごとく、

竹炭を焼いて、売っていたのです。

 

 

6年間くらいかな?

 

 

竹炭だけで家族を養っていました。

 

こんな物を作ったり、

 

こんな物を作ったり、

 

こんな物を作ったり。

 

 

よく、それって喰っていけるの?って聞かれたけれど、

不思議と喰っていけてました。

 

 

 

でもね、始めた当初はまぁ売れない訳です。

 

月の売り上げ1万円とかね。

 

そりゃそうだよ。

 

竹炭なんて普通いらないもんね(笑)

 

 

で、売れないくせに、グータラするから、

(今も変わってない。。。笑)

 

 

借りていたアパートを飛び出して、

山奥の窯の前にテントとか立てて暮らし始めたのです♪

 

竹炭の窯。

 

 

水道ガス電気も何もなくてね、

もちろんお金も全くなくて、

 

 

食べ物はもらって来たものばかり。

 

じゃがいもとか、

パンの耳とか、

素麺の節(素麺の端っこのあまり)とか、

 

そんなのばかりだったなぁ。

 

 

 

それを薪で火を焚いて、真っ暗な中ご飯を食べてた。

 

 

 

テント暮らしを初めて最初の晩御飯は今だに強烈に覚えてるんだけど、

 

 

真っ暗闇の山の中でたった1人。

 

火を起こしてさ、

お鍋にジャガイモを湯がいて、

食べた時のあのジャガイモの美味しさ!!!!

 

 

めっちゃ感動した。

 

ただ湯がいただけのジャガイモだよ?!

 

それでもめちゃくちゃ美味しいのよ。

 

その後、友人がお塩を持ってきてくれてさ、

 

ジャガイモにお塩をかけて食べた時も感動した(笑)

 

 

 

 

あまりの貧乏生活に、

友達がスパム(缶詰)をプレゼントしてくれたりしてさ、

それがめちゃくちゃ嬉しくて(涙)

 

で、大切に大切にスパムを食べてたんだけどさ、

 

次の朝、ガサガサと音がするからテントから出てみたら、

 

なんと!!!!

野良犬がスパムの缶詰に顔を突っ込んで、

一生懸命食べてんの!!!!

 

めちゃめちゃ凹んで1日寝込んだのよね(笑)

 

 

で、しばらくして今度はシシャモをもらったの!!!

 

 

やっぱり高級すぎて、嬉しすぎて、もったいなくて、

6匹パックなのに1匹しか食べれなくて!(笑)

 

 

 

今度こそ食べられないようにと、

残りの5匹は、

棚の1番上に置いといたの。

 

 

そしたらさ、今度は鹿が棚に登って食べてんの!!!

 

 

今だにあの犬と鹿は許せないね(笑)

 

 

 

山の中で寝るのは、とっても気持ちがいいんだけれど、

 

夜中になるとテントの外でいろんな獣の音がするの。

 

真っ暗闇でさ、その音がちょっとずつテントに近づいてくると怖いんだよ〜〜。

 

 

僕は都会で生まれ育ったから便利な暮らしが当たり前。

 

 

水道もガスも電気もない山奥で暮らすのが、

 

あまりにも新鮮で、あまりにも楽しくて、

 

 

日が昇ったら起きて、

昼間はせっせと竹炭を焼いて、

夕方に海で汗を流して、

夜は焚き火を見ながら、眠くなったら寝る。

 

 

その繰り返し。

 

 

 

ガスも電気もなくたって、大したことがないんだけれど、

 

やっぱり水は一番大切なんだなって知った。

 

 

蛇口をひねったら水が出るって感動してたもの。

 

スイッチを入れたら電気がつくのも感動したな。

 

 

結局結婚するまでの数ヶ月はテントで暮らしたのでした。

 

 

楽しかったなぁぁぁぁぁ。

 

 

 

あまりにも不便な生活に感動しちゃったからさ、

 

 

結婚した後も元嫁さんに不便を強要して、

 

ボットン便所だったし、

薪で沸かすお風呂だったし、

給湯器もなかったし、

冷蔵庫もなかった。

 

 

ガス代や電気代が1000円とか2000円とか。

 

 

でさ、ボットン便所って汲み取りでしょ?

汲み取り代ってのが当然かかるの。

 

1リットル何円とか決まっててさ。

 

 

そのお金ももったいないから、

僕は大も小もいつも外でしてた。

 

 

雨の日も風の日も(笑)

 

 

ある日、元嫁さんがトイレで用を足してるのを見て、

「なにトイレでションベンしてんの?」

って文句を言ったら、

 

 

「流石にそれはないでしょ。。。」って呆れられた(笑)

 

 

結婚しても相変わらず、素麺の節とかパンの耳は定番。

 

 

でも、近所のおばちゃん達がたくさん野菜をくれたし、

 

三つ葉、

シソ、

ニラ、

ミントはその辺に生え放題。

 

ビワ、スモモ、夏みかん、イチジクも食べ放題。

 

海には魚はもちろん、ひじき、アオサ、とかたくさん取れた。

 

たまにアワビとかを密漁している人がいると、

「こんばんわ〜」って声をかけてた。

 

そうすると口止め料なのか、

イカとか牡蠣とか魚をよくもらえた(笑)

 

 

給湯器がないからお風呂の蛇口も水だけ。

 

毎回、薪で沸かさないといけないし、

沸かしすぎると熱くてすぐ入れなくなる。

 

ピ!ってスイッチを押せば、

「お風呂が沸きました」なんて言ってくれる、

今のお風呂とは大違いだけど、

 

 

でも、山に生えてる木を切って、

それで沸かすお風呂は、

自然に感謝が溢れてきた。

 

 

その当時、僕がよく力説してた事。

 

「便利ってすぐ慣れるじゃん??

 電化製品とかすぐ新しいもの欲しくなるじゃん?

 すぐもっと便利な物が欲しくなるじゃん?

 

 でもさ、不便も慣れるんだよ。

 確かに最初は面倒臭いよ?

 でも、すぐ慣れる。

 でさ、不便はいつまでたってもありがたいんだよ。

 何年もかかって大きくなった木を切ってきてさ、

 その木で誰かが沸かしてくれたお風呂に入ってみなよ。

 めちゃくちゃありがたいよ。

 何回入ってもありがたいって思えるんだよ。

 

 だからさ、不便の方が良くない?」

 

なんて、良く言ってました(笑)

 

 

その後、長女ネネちゃんは、このお風呂で生まれる事になるのです。

 

お庭とネネちゃんと海

いつもの散歩コース

 

 

目の前は海、後ろは畑と山。

 

自然の中で暮らして、

自然の中から食べ物を頂いて、

仕事も自然の中に生きている竹を使って、

自然な形で炭にする。

 

 

何にもない暮らし。

 

 

でも、人生を振り返ってみて、

 

いつが一番豊かだった?って聞かれれば、

 

間違いなく、1番貧乏だったあの頃だって答えるのです。

 

 

 

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