どもどもキムです。
人生って出会いによって、導かれてるんだなぁと
後から振り返ってみると心からそう思う。
自分の人生をたった一言で大きく変えてくれた人もいる。
それがバウさんだった。
27歳くらいかな?
28かな?
当時は、セラピストになろうと仕事を辞めて、
せっかく自由になったのだからと沖縄で聖地巡礼の旅をしていた。
沖縄中のいろんん聖地を案内してもらって、そこで瞑想する。
そんな巡礼を2週間くらいしてたのかな?
いろんな神様からのメッセージをもらって、
どんどん自分がまとまって行く感じだった。
いよいよ最後の聖地。
案内してくれていた神人さんに言われる。
「ここが最後の聖地です。
ここの聖地はあなたにとってとても大切なポイントとなります。
ゆっくりと最後まで瞑想してきてください」
と、
そんな事を言われて真っ暗な洞窟の中に入って行った。
本当に何も見えない。
本当に何も聞こえない。
そんな聖地だった。
そこにいたのは1時間くらいなのか?2時間くらいなのか?3時間くらいなのか?
起きているのか?寝ているのか?それもよくわからない。
突然、頭がパカーン!って開かれるように感じて、
ヴィジョンが見えてきた。
それは
この世界は自分が作っているというもの。
そして、
自分が動くことによって、それがどんどん広がって、
世界が変わって行くというもの。
今となればそんな事、当たり前だと思ってるけど、
当時の俺には衝撃的な事だった。
自分が世界を創っている?
自分が変われば世界が変わる??
そんな事あるだろうか・・・??
でも、確かにそう感じた。
あの感覚は真実としか思えない。
自分が世界を創っている。。。
それを変える事ができる。。。
そんな感覚に興奮して巡礼が終わったその直後、
本当にすぐ直後、バウさんに出会った。
バウさん。
日本にカヌーを広めた人。
阪神淡路の震災の時に真っ先に被災地に入って、
のちに神戸のボランティアをまとめ上げたり、
バウさんの逸話はたくさんあるけど、書くと長くなるからまた今度。
とにかく
エネルギーの塊って感じでとにかくおっかなかったなぁ。
バウさんは世界を変えるために本気で動いてた。
俺はそんな人今まで見たことなかった。
その時は911のテロが、アメリカの自作自演だということを、
沖縄にいる米兵たちに伝えまくっていた。
(その当時はまだそんな事言う人が全然いなかった頃)
昼間は日本人相手に講演会をして、
夜は英語も話せないのに、毎晩米兵が集まりそうな飲み屋に行き、
そこで米兵に話しかけて写真や映像を見せて、
テロがアメリカの自作自演だという事を伝える。
そんなことをしていた。
下手したらボコボコにされてもおかしくなくない??
なんでそんな危険なことするの???
自分のことじゃなくて、
世界のことを見て動いている人なんて初めて会ったから衝撃を受けた。
聖地で見たあのビジョン。。。
確かに自分が変われば、自分が動けば世界は変わると知った。
そして、この人は実際に世界を変えるために動いている。。。
こんな人がいるのか。。。
バウさんをもっともっと知りたかった。
バウさんに着いて行きたかった。
だけど、本当にバウさんはおっかないのよ(笑)
しかも俺は今より100倍チキンだった。
そんな俺が勇気を振り絞ってバウさんに聞いて見た。
「すみません。。。
僕も一緒に飲み屋に着いて行っても良いですか・・・?」
バウさんは静かに言ってくれた。
「僕は僕に出来ることをしているんです。
あなたはあなたに出来ることをしてください」
その時はその言葉の意味は全くわからなかった。
だけど、
今でもずっとずっと心の中にこの言葉が繰り返し沸き起こる。
次の日またバウさんに会いに行った。
「バウさん昨日はどうでしたか??」
「昨晩だけで21人の人が軍隊を辞めると言ってくれたよ」
「マジで!!??すごいですね!!」
なんて話したら、バウさんが突然キレた(笑)
「だから言ってるだろ!!
お前も動け!!!」
そう叫んで頭をガツンと殴られた。
俺は思わず反射的に
「はい!!」
と返事をしてしまった。。。
殴られたことより、
「はい!」と返事をしてしまったことへの恐怖で足が震えた。
だってバウさんが本気だったから。
魂の奥底まで響く声だったから。
意味なんてわからなかった。
動くって何だ??
よくわからない。
よくわからないけど、動かなきゃいけないんだって思った。
それからはしばらく、
「動かなきゃ。動かなきゃ。」って恐怖を毎日感じてた(笑)
「自分に出来ることってなんだろう。。。」
それを考えるようになった。
自分に出来ることなんて何もないように思えた。
結局、何も動けなかった。
動くって言ったって、何したらいいのかさっぱりわからない。
自分に世界を変える力なんてあるわけない。
そう思って、どんどん落ち込んで行った。
そんな頃、出会う人出会う人、いろんな人に聞かれた。
「ねぇ、てんつくマンって知ってる??」
初めは、何じゃその変な名前。。。
と拒否反応を示してたけど、
あまりにもたくさんの人に「てんつくマン知ってる?」
と聞かれるから、どんどんてんつくマンが気になってくる・・・。
そんなことで、ネットで「てんつくマン」で検索。
HPを見てみる。
そこには大きく「動けば変わる」と書いてある!
強烈にこの人に会いたい!って思った。
すぐにメルマガを登録。
そして、最初に来たメルマガに書いて会った。
「これからカンボジアの支援をしたいと思ってる。
誰か一緒にカンボジアに行かへんか〜??」
だった。
すぐに申し込んだ。
そして、てんつくマンと出会える事が出来た。
ちなみに、妻の里恵さん。
同じ頃、バウさんに出会い、
同じように、そこからてんつくマンに出会い、
同じく一緒にカンボジアに行くことになり、
僕と出会います。
って事で次回はてんつくマンのことを書こうと思います。
それから数年後。
里恵さんと結婚し、
竹炭職人として家族を養い、
自分に出来ることを自分になりにやり始めていた頃、
久しぶりにバウさんと出会う事が出来た。
バウさんは覚えていてくれた。
そして、
「おお〜!
良い顔になったな〜!!!」
と言ってくれた。
本当に本当に嬉しかった。
そんなバウさんは最後まで自分に出来ることを
し続けて2015年に亡くなった。
だけど、ずっとずっと俺の心の中で呟き続けてくれている。
「あなたに出来ることをしてください」
自分が死んだ時、
またバウさんに会いたい。
バウさんに
「おお〜良くやったな〜」
って褒めてもらいたい。
こう書いて見て、涙が止まらない。
だから本当に本当にそう願ってる。
ってことで、
バウさん。
お迎えよろしくお願いします(笑)
バウさん本当に本当にありがとうございました!
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6月12日〜13日
第7回 やぶちゃん合宿
https://www.facebook.com/events/825850084266957/
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