スーツのボタン位置が全体のバランスを決める | 恋愛も仕事も外見を変えて成就させる。

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「たかが外見・されど外見」見た目で損をするのは馬鹿らしい。
度胸の女服・色気の男服、メンズモデル木村公一ブログ

色気ある男を作る外見コーチ木村公一です。

スーツはシングルブレスト、
2つボタンか段返り3つボタンが基本


今日はスーツのデザインについて。

ファッションブランドやメディアは、
絶えず新しい流行生み出そうとしています。


例えば「今シーズンはクラッシックなスリーピースとダブルブレストが復活」
などと消費欲を煽る。


でも実際のところ、ビジネスの場にふさわしいのは
「シングルブレストのツーピース」。

ビジネスにおいてのスマートスーツは、
これ限定で構わないと思う。


騎士階級のフロックコートを起源とするダブルブレストだと、
威厳を高めるデザインからしてもイメージは限定的。

多くの35歳にとっては仕事相手とのアンバランスから、
大部分は不適当なのではないかと思う。


女性に人気があるなスリーピースは、
服を重ねて着るとよりかしこまった印象が強くなるので、
今では演出過多の感がある。

オフィスでジャケットを脱いだ
ベストスタイルはとてもエネルギッシュに見えて、
個人的には好きですが。




さらにボタンの数も重要。
シングルブレストの二つボタンで上一つ留めか、
段帰り三つボタンの真ん中一つ留め。
この二つのタイプ。


ジャケットの起源になるフロックコートは元々5つボタンで、
上二つボタンを外して折り返し、ラペルにしたもの。

その名残を留める段帰り三つボタンはラペルのロールが立体的で美しく、
よりクラッシックな流れを汲む、
一方、二つボタンはコンパクトでややモダンな感じがする。


どちらのタイプでも、下から二番目のボタンを留めるのがルール。

このボタンの位置=服の重心が、
へその上のみぞおちあたりに来るようにすると、
着こなしのバランスがよく見える。


さらにスーツのシルエットは、大まかに3タイプ。

自然な肩線を持つソフト志向のラテンの系と、
肩パットを生かして構築的はイギリス系、
そしてシェイプをきつくせずラフでリラックス感を追求したアメリカ系。

現代はミックス化も進んでいるが、
インポートスーツを選ぶ際の目安としてもいいかもしれない。