スーツは簡単、そしてカッコいい | 恋愛も仕事も外見を変えて成就させる。

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「たかが外見・されど外見」見た目で損をするのは馬鹿らしい。
度胸の女服・色気の男服、メンズモデル木村公一ブログ

男の色気を引き出す、外見力コーチ木村公一です。

スーツは「約束の服」、そう聞くと初心者は難しく思ってしまいます。しかし「基本のルール」さえわかれば、男としてスーツを楽しめる領域は無限に広がっていることに気づくはずです。そもそもスーツは、宮廷服や軍服、乗馬服がモダナイズされたもの。約200年前にテールを落としたコートが男の衣装の仲間に加わり、その後さらに「軍服を楽に」と兵士が第一ボタンを外したことから、胸元を左右に開くラぺル(下襟)が生まれ、さらに第一次大戦前になると、着丈の短いラウンジスーツが、しかるべき身分の紳士のインフォーマルなデイコートに。以後、各時代のテーラーたちがディテールに及ぶまでデザインや作りを研究し、「いかに男を毅然と見せるか」の一点において洗練を重ねてきたのが今のスーツです。とすれば、男性美を強調する「完成されたルール」に忠実に従うだけで、誰でもかっこよくなれると言う簡単で便利な服なのです。だからスーツの着こなしには、実は曖昧なセンスはいりません。大切なのは、着たいように着るのではなく「ルールを着ること」です。スーツは体型をカバーできる利点があり、胸板が薄い日本人でも、太っている人や痩せている人でも、必ず合うものが見つかり、着用した人の魅力をアップします。ただ「体系を隠すのではなくフィットさせる」のが基本のルールの大前提。自分を積極的に開示する位の気持ちで着なければ、スーツの魅力を十分に発揮できません。「男性のスーツスタイルが好き」という女性が多いのは、スーツから礼儀正しさが伝わるからだと思っています。その上で男性のスーツは抑制された美の表現であり、そこに秘したセクシーさを感じるからに違いありません。ショーン・コネリーやダニエルクレイグ演じる「007」のジェームスボンドや「ゴルゴ13」のデューク東郷思い起こせば、第一ボタンまで襟を閉めたタイトのシャツに、ぴったり体に合わせて仕立てられたスーツ。だからこそ、クールでエネルギッシュなインテリスパイに見えるのです。流行の街コンでも、本気の勝負服なら断然スーツです。自由さよりも分別をわきまえた男の魅力をアピールした方が、高得点を稼げるはず!

写真はダニエルクレイグ、男のゴツゴツした身体を収納するから男としての色気が生まれる。黒澤明の映画「用心棒」でも「名刀はそれにふさわしい鞘に入っている」と言う台詞があったが、ふさわしさって大切だと思うし、外見やスーツスタイルはそうありたいと思うセルフイメージに近づける早道じゃないかと思う。