外見を変えて気合いを入れる!外見力UPコーチ木村公一です。
現代日本人の服装に、最も影響を与えているのは間違いなくアメリカンスタイルだろう。
アメリカのスーツはヨーロッパ移民たちのミックスと考えていいだろう。
植民地だったアメリカに、英国、スエーデン、オランダ、フィンランド、スペイン、フランス人などヨーロッパ人たちが住みつき定住した。
なかでも英国人たちは主要都市に定住し、その後アメリカのスーツスタイルは英国がルーツになる。
そんな文化や言葉が違う民族が生活するためには、ある秩序が必要になる。
そんなアメリカンスタイルの秩序が「自由」だった。
そして、そんな「自由」の気風が、英国スーツスタイルの窮屈さを嫌い、動きやすさと機能性を追求した、自由で快適な「サック・コート」を作り上げる。
「サック」とは「袋」、文字通り、大きな袋のようなスーツで、絞りも極力抑えた自然なラインのスーツで、これがアメリカン・ナチュラル・スタイルとアイビースタイルにつながっていく。
アイビースタイルは、ユニヴァーシティー・モデルと言われ、もともとアメリカのエリート校の学生たちのスタイルだった。
ボタンダウン然り、アメリカンスタイルは、スポーツと深く関わりがあるため、見た目に余り色気は感じない。
アメリカ人はいつも若くいたい、ヤングマンの国!って感じがする。
その後、日本にも大量にアメリカンスタイルの既成服が生産され、消費されていくが、パターンが同じという事に加え、どんな体型でもカバーできることで高度経済のスタイルにもマッチしたからだ。
でも、個人的にはアメリカに憧れた。出来るならアメリカ人になりたかったくらい。
そんな日本人も多かったんじゃないかな。
そして、大量に作られるアメリカンスタイルの大胆さと言うか、良い意味のいい加減さも好きだった。
きっちりし過ぎる日本文化に対する反発だったのかな?
そんな模範から生まれた日本のアイビースタイルだけど、今見てもかなりイケテル!VANジャケットが凄いんだけどね。
そう思わない?