エンターテイメントの神様マイケルジャクソン
アップル、スティーブジョブスの驚異のプレゼン能力
世界は違っても、二人に共通するのは見せかたの上手さと、計算されたステージ表現ではないかと思う。
マイケルは妥協を許さない完ぺき主義、スティーブジョブスはプレゼンのために何か月も前からリハーサルを怠らなったらしい。
二人の見せかたの共通点は、手袋をしたマイケルの手の使い方と、スティーブジョブスの手、新しいアップル製品を胸の前に差し出す、その見せかたが抜群にうまい。
その製品を目立たせるために、彼はいつも黒いシャツを着ていた。ちなみにこのシャツはイッセイミヤケ。
舞台に上がった人物を、観客はまず顔から見ていく、そして細かなディテールへと目が次第に移動し最後にまた顔に戻る。
人前で話をする講師や、先生と言われる人で魅力的に見えたり、印象深く映る人はみんな、手の動きに表情があり、その手が世界を作っていくことを知っている。
自分の顔の周りで表情を変える「手」はまるで顔の額縁、主役を引き立てる名脇役。
手は顔の前で広げれば広げるほどその人の大きさとエリアとして人の記憶に残る。
是非、人前で話をされる方は、手で絵をかきながらリアルにありありと描きながら話してみてください。
飛び出す絵本、3D映画のように世界を作ることが、話しだけではない見せるプレゼン講演になる。