あるテレビの番組でこんな実験があった。
会話に多少自信のある男性に集まってもらい、「赤」と「青」のチームに分かれ、初めて会う女性たちと一対一で会話をしてもらう。
女性の足元には、会話が面白くないと感じたときに、点灯させられるランプが仕掛けてある。
何回もランプをつけられる「赤」チーム。ランプがつかない「青」チーム。
なぜこのようになるのか、理由は話すときの表情である。「青」チームは「赤」チームに比べて表情を豊かに笑顔を交えながら話していた。
今度は「赤」チームにも同じように、表情豊かに笑顔を交えながら話してもらうと、今度はランプがつかなくなったのだ。
言葉の伝達力は、表情や笑顔が大きく影響してくる、会話は言葉のやり取りでもあり、表情のやり取り、反応の確認なのかも知れない。
この実験には続きがあり、今度はランプが殆どつかなかった「青」チームに、一斉にランプがつき始める。
なぜかと言うと、今度は女性に表情をつけずに聞くようにと合図がかかった。聞き手の表情が硬く変化しなくなると、今度は話し手が動揺をして、必然的に話し手の表情が曇ってくる。
同じような話で、猿回しのサルは、どんな客の前でも演技はできるが、人間の形はしていても表情がない、マネキンの前では演技がまったく出来ず、サルは極度のパニックを起こす。
会話が続かない人は、この悪循環に陥っていないだろうか?興味を持って楽しそうに聞いてくれる人には、誰だって話しやすいし、興味があるなら教えてあげようと思うくらいになるだろう。
まずは目を見て笑顔で聞くこれだけで、会話は随分違うものになるはずだ。
笑顔は OPEN YOUR HEART心の窓口。