男の外見力UPコーチ木村公一です。
男のスーツスタイルで最も格好が悪いのが、オーバーサイズではないかと思う。
スタイリストの友人が言っていたが、男のスーツは第二の皮膚でなければならない 着ている人間の体にフィットしていることが大切である。
注文服なら身体にピッタリのスーツを作ることが出来るが、既製服の場合は限られたサイズにこちらから身体を合わしていかなければいけない。
日本の場合はSS,XLは極小、極大、平均サイズとして、S,M,L,と3パターンで分けられている。
身長では Sサイズは 155~165cm
Mサイズは 165~175cm
Lサイズは 175~185cm
同じサイズでも10センチの幅がある。
10センチって言ったら、ロンドンブーツの高さ。
ここにオーバーサイズになりやすい原因があるのだろう。
海外は平均サイズを6パターンに分けていて、やはり洋服を生んだ国だけあってかなり丁寧だ。
これは一概には言えないが、おじさん臭く見える人は、みんなサイズが大きくダボついて見える人が多いのではないだろうか。
オーバーサイズのスーツは着心地の良さがあり、出っ張ったお腹も隠してくれるが、シルエット的にはポンチョかカッパを着ている感じ覆いかぶさっている。
大きいサイズは動きやすくて、リラックスできるのは確かだけど重く見える。
スーツは軍服の要素も含まれていて、軍服は肩が張ってピシッと着こなす、理由はあいてに威圧感を与えるため、普通の社会ではなにも相手に威圧感を与える必要はないけど、存在感と言う意味ではある程度の張りは必要ではないかと思う。
人に見られる商売は上手く仕事が軌道に乗ると、どんどん綺麗に輝いてくるが、それは人に見られる緊張感がそうさせているのだろうと思う。
身体のラインを出そう、そうすれば必然的に姿勢が良くなり、姿勢がいい身体は骨盤が立ち、骨盤が立った身体は、内臓が活発になり、活発な身体から積極性が生まれる。
スーツを自分の心に緊張感を与え、身体には威厳をもたせる軍服だと考えるのもいいかもしれない。
身なりに気を使うことは楽ではないけど、部屋の掃除と同じくらい、気持ちがよく爽やかになるものだ。