アンニョンハセヨ、キムチ王子です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は2011年3月10日に名古屋から東京へ
引っ越しをしてきました。
10年間住み慣れた名古屋を離れて、東京に来た次の日3・11の大震災がありました。
地震があった3・11の昼3時に面接の予定で、店に向かってる途中地震に遭いました。
周りの人が沢山帰国するのをみました。
家族や友人、知人から心配の電話を毎日もらいました。
母の心配の声を聞いて「母を心配させてまで日本にいる必要はないじゃないかな!」
と思ったこともあります。
しかし10年間日本で仕事をもらい、暮らしてきたのに震災があったから帰るということは
自分の心が許せなかったです。
僕は何も失うものもなく、実際に何の被害もなかったので、家族を説得して働き続けました。
そして時は流れて大震災から10が月が経ちました。
テレビや雑誌などで沢山の方がボランティアの活動をしたり、募金を集めることが報じられました。
自分も長い間お世話になった日本の方々と日本に対して何かがしたいと思っていました。
しかし何の力もない一人料理人としてできることは見つからなかったです。
細やかな事ですが、ようやく料理人として日本に恩返しができるチャンスを頂きました。
先日福島県の公務員の方からメッセージを頂きました。
メッセージの一部を紹介させていただきます。
「私の勤務する農林事務所では、桃やリンゴなどの果物の活用を考えています。
そんな時に、キムチ王子のブログで、フルーツキムチについての記事が書かれているのを
拝見いたしました。
もし、可能であれは、金禎国さまにご講義(フルーツキムチづくりの実演)を
お願いできないかと思い、ご連絡させていただきました。」
そして昨日福島県の公務員の方に会って話し合いました。
福島には沢山の農産物があります。
それらの活用方法の一つとしてフルーツを使ったキムチは可能性があると思います。
今すぐでなく、何年か経ったときの為にも今から徐々に準備をして行きたいと仰いました。
そして福島を元気づける為にも何か新しいことが必要とのことでした。
特に桃は全国生産量の20%を占めるほど沢山とれるため、
桃キムチについて興味を持っていらっしゃいました。

それで早速今月の25日に福島県で農家さん、加工業者さんなどを招いて
フルーツキムチの試食会を開くことになりました。
*今回は関係者のみの参加になります。

料理人としてのプライドをかけてやらせていただきたいと思っています。
僕は農家で生まれ、今も実家は農業を営んでいますし、
原子力発電所が目の前(車で10分)にあることで福島の事はとても人の事に思えません。
微力ながら精一杯やらせていただきます。
25日福島のフルーツキムチの試食会でお会いしましょう。
いつも遊びに来てくださりありがとうございます。
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それでは今日も美味しい一日になりますように・・・
新大久保でキムチ王子 Kimchi Prince