MDM-1 FOXフルモールド化(その2)下地処理
さて、実はこれからが本番なんです。
サフェーサー塗布後の表面をさぁ~っと確認すると、まず見つかるのがこの極小の欠陥、ピンホールです。バルサという木材を使う以上避けられない現象です。この影響を少なくさせる(無くすことはできません)ために、ガラスコーティング前にはかならずクリアラッカーを塗布して、エポキシの異常な含侵を防いでいます。
この部分には、シンナーで希釈しないサフェーサーをへらで押し込んでおきます。大体は1回の処理で済みます。次に本来の表面の
凹を含むうねりの確認をします。ダメな部分にはマジックでけがきを入れておきます。
全体像です。なお、この写真の表面状態では細かな欠陥は見えていないだけで実はこんなんじゃすまないハズです。
前縁部からサンディング開始です。
ラダーの状態です。これが原型でなかったら、このまま仕上げ塗装工程に入ってしまいますね~。でもこれではダメです。うねりが絶対あるはずなので更なる処理を繰り返します。
サンディングには細長い木片を用意して、うねりを除去させないといけません。
サンディング後再度サフェーサーを塗布します。
サンディングです。そうすると今まで確認できなかった欠陥部が鬼のように見えてきます。
再度パテ盛りしますが、かなりの量を必要とするのでwebでみたら大きな容量のパテが有ったので早々購入いたしました。値段も比較的安くなっています。
塗布します。
サンディング後の状態です。だんだん納得のいく状態になってきました。
主翼はと言うと、一回では済まずこれら作業を繰り返しています。
そしてようやく、最後のサフェーサー塗布に入りました。
これら作業は正月早々の1/6から毎日作業を行い1/19までかかっています。過去のKi-004の時は競技用の機体であったので翼の根っこから端までぴったりMH-30の翼型になるように修正しながら作業を行い半年かかりました。今回は翼型の確認はしていません、あくまでもみてくれ重視の作り方ですからこの程度で済んだのだと思います。以前にも書きましたが、今は3Dプリンターなどの装置も普及し始めていますが、この様な大きさは一般的でなく、製作費用も趣味の世界を超越するバカにならなく高額のため、あきらめています。
続きます。













