IS-B Komar(その24) | でこっぱちの飛行機物語

IS-B Komar(その24)

 いよいよ主翼プランクの紹介を致しましょう(*^_^*)。

次に控えるPWS-101やこれから図面を描くWeiheも同様にしたいと考えていますのでいわば製造方法を検討するための題材であります。

 先ずは廃材で写真の様な工具を作製致しました(*^_^*)。

見ての通り本当に廃材です(*^_^*)金属の丸棒は古くなったスキャナーを分解したときに出てきたスキャンヘッドをスライドさせるためのレールで剛性も高くクロムメッキされたものですので耐候性も問題ないでしょう(*^_^*)。

いつもの様にトレシングペーパーで型どりをします。分割は根元だけ3セクションでその他は2セクション、前縁の曲率が大きい翼端だけ1セクションにしています。

必要形状にベニアをカットしたら両面に水を含ませ、先ほどの工具で一生懸命しごきます。

何枚か”ミシ”と言って端面が割れました。木目の影響と思いますが簡単に曲がる部分とそうでない部分とが共存しています。天然材ですからしょうがないですね。

こんな感じになります。

裏面が濡れていると接着が心配なのでティッシュなどで水分を拭き取ってしばらく放置後に接着を開始します。端面はすでに接着された部分に対して写真の様にテパー加工を施しておきます。これは硬化した接着材の上に乗り上げて浮き上がってしまう事の防止と突き合わせ接合時のミスマッチを吸収させるためです。

後でわかった事ですがこの加工だと接着面積が減少してしまい強度が低下してしまう様です。今回は瞬着を使っていますが本来なら水溶性のタイトボンドの様なものが良いかもしれません。ただこの場合曲率の大きな部分ではベニアが浮き上がってしまいうまくいきませんので

何か押さえる方法を考えないといけません。実機の修理風景がwebで公開されていますがクランパーをうまく使って綺麗に接着していると感心する次第です。

 

続きます。