11月8日(火)午後1時半から東京地方裁判所において、ストーカー規制法違反容疑で起訴された宇佐美隆氏(43)の第10回公判が行われました。
今回は、検察からの論告・求刑、弁護側と宇佐美氏からの最後の意見陳述が行われました。
当日の裁判には参加出来ませんでしたが、参加した人からも様子を伺いました。
検察側は、宇佐見さんの犯行動機は自己中心で身勝手なものと主張しています。
一方で弁護側は、宇佐見さんが5つの控訴事実について、宇佐見さんが待機していた訳ではないので「待ち伏せには該当しない」と主張、今回の件について告訴権の乱用だと指摘し、無罪を訴えたそうです。
宇佐見さんは最後に証言台に立って、意見陳述を行いましたが、女性の両親に結婚報告をしに行く日に、突然女性が行方不明になったこと、そして、家族同然だった女性を探すのは当然のことと主張しています。
両者の主張を比較しても、恋愛感情を充足させるというレベルのものではなく、宇佐見さんのとった行動は、突然いなくなった婚約者を探すという当然の行動ではないかとも思われます。
確かに、GPS機能の付いた携帯電話を使用したことは、反社会的な事実だと認識されるでしょうが、では拉致監禁する側は、それより遥かに許されざる行為なのではないでしょうか。
愛する人を奪われた宇佐見さんの悲しみは、到底理解し切ることは出来ませんが、想像しただけでも涙が出てきますし、親子の問題であっても、存在してはいけないことだと思います。
判決言い渡しは、12月27日(火)午後2時半から、今回同様531号法廷で行われます。

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