畑と作業場、私の主な戦場は、同時に自分自身と向き合うための空間でもあります。
一人でいる時間を寂しく感じたり、積極的に人と関わろうとするタイプではありません。むしろ、自分だけのペースで作業に没頭する時間が心地よく、それが私にとっての充電時間となっています。
農家という職業柄、多くの人からは「大自然の中で体を動かす、健康的な人」というイメージを持たれるかもしれません。
しかし、実際にはインドアで本を読むのが好きだったり、デジタル機器にも詳しくなかったりと、周りから期待されるような「ザ・農家」というタイプではありません。
そんな私だからこそ、単調な作業をする時間が、自分自身と深く向き合う機会となっています。作業を繰り返すうちに、心は次第に静まり、瞑想をしているような感覚に陥ることがあります。そして、その静寂の中で心は活発に動き始めます。
妄想は膨らみ、アイデアは次々と生まれては消えていきます。その中で形になるものはほんの一握り。残りのアイデアたちは、いつか日の目を見ることを夢見て、私の心の奥底に眠り続けています。
一番の課題は、やはり行動力
素晴らしいアイデアが浮かんでも、それを現実にするための第一歩を踏み出すことが、私にはとても難しいことなのです。面倒くさがりな性格も相まって、つい行動を先延ばしにしてしまいます。
自分自身と向き合い、様々なことに気づかされる日々ですが、同時に、自分の弱さや未熟さも痛感させられます。それでも、私はこの場所で、自分自身とゆっくりと対話しながら、少しずつでも成長していきたいと思っています。。。
