ファストフィッシュを考えてみた。。。 | きむきむ父ちゃん@滋賀県草津市で働く専業農家のブログ

きむきむ父ちゃん@滋賀県草津市で働く専業農家のブログ

農家の長男に生まれて36年、農家と名乗って6年目。まだまだペーペーでございます

某大手スーパーがやっているCMが最近気になって仕方がない。

「子どもにやさしい」などというコピーで骨なしの魚を売りだしている。

何とも引っかかる。これでいいのかと・・・。いいのでしょうか?

魚には骨があるものではないでしょうか?その手間はいるのかなぁ。


確かにハンディキャップのある人達にはよいものだと思います・・・でもね。

「子どもが食べたがらない。面倒くさい。から・・・」

いやいや「魚を食べるとはそういうことだと知ること」が『生きるということ』ではないでしょうか。

野菜は土がついていないもの。虫が食べた跡がないのが当たり前のことと思うのではいなでしょうか。

食物への免疫が低下しな
でしょうか。

何も、骨をとってくれていることに感謝して食べましょうとか、生産者の努力を知って食べましょう(ちょっと知ってほ
しいけれど・・・)というわけではなく、『生きていく力』をつけましょうといいたいのです。

目の前にあるものを見て、何の考えもなく口に入れてしま
うことって恐ろしくないでしょうか。

例えば発展途上国には、井戸を掘るのではなく、井戸の掘り方を教えに行けば、国民は自らの力でたく
さんの井戸を掘ることができるようになります。

それこそが国民を豊かにし、時間がかかったとしても最終的には国力を高め、貧しさから
脱する国際援助なるのではないでしょうか。

逆に井戸を掘ってもらったり、資金援助のみを受け続けた国民はどうなるでしょうか?

おそらく
井戸掘りや資金が滞ったとき、その援助が当たり前になり不満を募らせることになるのではないでしょうか。



例えば子どもちゃんに質問され
た時、すぐには応えない。

知っていても即答せず、まず「なんでやろうなぁ~」とオウム返しをする。

「君はどう思うの?」と聞いて
みる。次にヒントを与える。

子どもちゃんは、例えば辞書や辞典をみれば、自分の力でその答えを探すことができるようになる


この繰り返しによって自ら学び、成長することができるのだと思うのです。



鉛筆をこのように持って、こういう姿勢で書けば、キレイで読みやすい字が書けるようになります


スキーで最初に上手に
コケる方法を知らなければ、いつか大ケガをすることになります。


何事も通らなければいけない道がある気がするのです。


食べることも同じではないでしょうか。

箸をこのように持って、魚をどのように食べれば、美しく、無駄なく、食べる事ができるのだと分かることが大事ではないでしょうか。


身の回りに起きていることを当たり前のことだと考えるのは危険だと思います。

近い未来に、ファストフィッシュの販売元へ「魚に骨が
入っているじゃないか!」というクレームの電話が入らないことを願ってやまない。そんな父ちゃんです。。。