2回連続で大野更紗さんとの対談です。
「起きたことに名前を付けないで生きていくことはできない。
物事を認識できないし、思考を進めることもできなくなるから・・・
全部後付けで、それを何と呼ぶようにするのは後から決める。
後から決める状況は一つの状況に過ぎない 被災者、患者、難民とか・・・
全員違う状況にあるはずなんだけど、 被災者の幸せ 難民の願い 患者の願望・・・
あたかも 誰にも普遍的で共通の願望があるように語られてしまうと
まさに当事者である人たちなのに その状況を語る言葉によって色づけされてしまい、
個々の実感 事情 は塗りつぶされてしまう。
きっとどんな状況にも起きている・・・」(小島)
なるほど!
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