抽苔(ちゅうたい)という言葉があります。
植物が子孫を残す為に、茎をのばし花を伸ばす準備をすることです。
寒い冬を乗り越え、少しずつ暖かくなるこの季節は
まさに抽苔の季節ともいえます。
僕たちが作っている野菜もしかり、
播種時期に一定の冷温を受けた野菜は
気温の上昇に合わせて一気に花をさかせようとします。
野菜たちはそれまで体に貯めた栄養を花へ集中させるため
葉の食感が悪くなったり、漬物が漬かり難くなったりします。
畑をみていても、抽苔の準備を始めると葉にスモークがかかったようにツヤがなくなってきたり、
葉元が堅くなったりします。
この時季は畑の野菜の動きと競争しながら出荷していかなければなりません。
いいものを、いいうちに出荷したいですから。。。
今朝は水菜を出荷してきました。
小雨の中、気温が8℃もありましたが、今日の天候は大荒れの予報です。
今日はカブラを出荷します。
今のところツヤもあってキレイにできていますが、
少し暖かい日が続けばすぐに抽苔したがる難儀なヤツです。
手がかかるヤツほどカワイイともいいますが・・・気張ります!
さぁ今日も一日いっぱい生きて、一生懸命頑張っていきましょう!