ぽっこりお腹は男の寿命に関わるって知っている？脂肪肝が進行すると勃起不全に！EDと腸内細菌の関係

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さて、本日は男性のお悩みに触れてみましょう。

いつも女性だからね。たまには。

先日、バツイチ40代女性友達がこんなことを言っていました。

「私ね、いま婚活中で、アプリで色々な男性を試しているわけ。

やっぱり、若い男がいいわ！

同級生と試したとき・・・中折れやら、いかないやら、つまらなかったわ。」

まじか！それ婚活じゃなくてワンチャンだろ！

独身だからって遊びすぎやん。

病気だけは気をつけろや〜

40代元気やな、と苦笑いをしながら楽しく体験談を聞かせていただきました。

また年上男性からもこんなお悩みが。

「いやー、還暦を迎えたころから一気に弱くなったよ。

新しい彼女ができたんだけど、初めての時できなくて。

もう情けなくなっちゃったよ。テストステロン試してみようかな」

私からみたら、それ当然です。

そのデブったお腹ならできなくて当たり前。

脂肪肝はEDリスクってこと知らない人が多すぎる。

EDって血管障害、つまり動脈硬化の指標でもあります。

弱くなってきた原因はホルモンの場合もありますが、肝臓と血管に原因があることも。

そればかりか、腸内環境の悪化も関係するというニュースが発表されていました。

つまり生活習慣病と深い関係があるわけですから「病気リスク大」ということになります。

おじ様達、お気をつけ遊ばせ。

女の子と遊べないなんて悲しんでいる場合じゃーございません。

そろそろ体がポンコツ化しているということです。

バイアグラ買いに行く前に健康診断へGO！

もしくは保険金の見直しをお勧めいたします。

本日は悩めるおじ様へのお見舞いです。

ぽっこりお腹は男の寿命に関わるって知っている？脂肪肝が進行すると勃起不全に！EDと腸内細菌の関係

内臓肥満とED

内臓肥満があるけれど、糖尿病、脂質異常、高血圧に罹患していない40代男性の約１割はEDであると言われています。

つまりこれは、

「生活習慣病はまだないけれど脂肪肝がある場合は、EDリスクが高まり、将来的に生活習慣病が発症するであろう」

ということ。

脂肪肝が肝機能を悪化させることはご存知ですよね？

肝臓は男性ホルモンの分解や合成に関与しています。

肝機能の低下に伴い男性ホルモンの合成低下を来たせば、内分泌性EDの発症にいたります。

またEDは血管老化のモノサシでもあります。

一般に陰茎動脈の直径は1〜2mm程度、心臓の冠動脈の3〜4mm、総頸動脈の5〜7mmと比較してかなり細いため、

EDは全身の動脈硬化を反映する指標と考えられています。
冠動脈疾患を有する患者さんの93%は心臓の症状が出現する2〜3年前からEDを自覚していたという報告があります。

つまりバイアグラを飲むのではなく、食事や運動で脂質異常を改善しなければ、

「血管が詰まってしまうよ！」

という話です。

腸内細菌とED

脂質異常とEDの関係は常識ですが、

つい最近、腸内細菌も関係しているというニュースが流れてきました。

両群における主な腸内細菌叢を門（phylum）レベルで比較したところ、対照群に比べED群では Bacteroidota（P=0.01727）、Proteobacteria（P=0.04453）、Fusobacteriota（P=0.00774）、Desulfobacterota（P=0.006968）、Verrucomicrobiota（P=0.0343）の相対的存在量（relative abundance）が有意に多かった。属（genus）レベルでは対照群のBifidobacteriumの相対的存在量がED群に比べ有意に多かった（P=0.00306）。

　以上の結果に基づきQiao氏らは、ランダムフォレスト（random forest）アルゴリズムを用いたED患者の予測モデルを提案。訓練コホートおよび検証コホートで検証したところ、受信者動作特性（ROC）曲線下面積（AUC）はそれぞれ0.719（95%CI 0.509～0.929）、1.000（同1.000～1.000）と、ED患者と健常者を正しく判別できる可能性が示唆された。

　最後に同氏らは「腸内細菌叢とEDとのつながりが示された。腸内のdysbiosisは、腸管バリアや心血管系、メンタルヘルスに影響を与え、EDの発症に関与している可能性がある。今回の検討から、ED発症の鍵となる幾つかの細菌叢が同定された。腸の微生物生態学（intestinal microecology）はEDの予防および治療において、新しいアプローチとなるかもしれない」と結んでいる。

勃起障害に特徴的な腸内細菌叢組成が存在ED患者の腸内細菌叢組成medical.jiji.com