ピルを飲んでいるとカンジダになるのはなぜ？「女性ホルモンがカビを増殖させるメカニズム」

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今週は女性ホルモンに的を絞って特集しています。

私たち女性にとってホルモンは旦那より大切。

旦那は家にいない方が家庭円満ですが、ホルモンは常に寄り添って居てほしい大事な存在。

多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ。

タンスに隠してあるヘソクリのよう。

（多すぎると泥棒にねらわれます）

私はピル反対派ではありません。

ピルが開発されたからこそ女性の悩みが軽減しました。

何が問題かというとピルが

「ドル箱ビジネス」

のターゲットにされているということ。

ニキビにもいいよ〜

無駄に排卵しないで〜

とか若い女性を煽るようなことを言ってジャンジャン処方されています！

薬は病気の人のためにあるのですよね？

大きな声で言いたい！

過剰投与は医療費の垂れ流しだけではなく、

健康被害が起こります！

どうか皆様、ご自分で判断できるだけの知識を持ってください。

そして必要な時に必要なだけ。

今一度ご自分の薬内容を見直してください。

その一助になるよう私はホルモン剤について書いています。

情報社会のいま、なんでも鵜呑みにしないで必ず確認をとるようにしましょう。

ピルを飲んでいるとカンジダになるのはなぜ？「女性ホルモンがカビを増殖させるメカニズム

女性ホルモンとカンジダ

閉経前の女性は卵巣の機能が活発で女性ホルモン（エストロゲン）の作用により

大量のグリコーゲンを含んだ膣上皮細胞が増殖、分化しています。

膣内にはデーデルライン桿菌という常在菌があり、

このグリコーゲンを乳酸に分解して膣内を酸性に保ち雑菌の侵入を阻止しています。

これを自浄作用といいます。

しかし何らかの原因でこの自浄作用が低下すると、膣炎や外陰炎が発症します。

膣カンジダ症は、もともと膣内に常在しているカンジダ菌（真菌：カビ）が増殖して起こります。

その誘因は、

・エストロゲン分泌亢進による膣内pHの低下による細菌叢の変化

・糖尿病、抗生剤内服による菌交代減少

・妊娠

・副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制薬の大量投与

女性の75％が1回は罹患したことがあり、45％の女性が2回以上の罹患があると言われています。

ピルとカンジダ症の関係

「ピルを飲み始めてから時々カンジダ膣症になるようになり、ピルを止めたらぴたりと治りました。

医師に聞いてもそんな副作用はないというのですが、どうなのでしょう？」

そんな問い合わせが多く寄せられます。

婦人科系の学会報告によると、経口避妊薬（ピル）を常用している女性ではしていない女性より

カンジダ膣症の罹患率が高いことが分かっています。

参照：https://www.jsmm.org/pdf/pulic_comment3-1.pdf

ピル投与で insulin/glucose ratio が上昇することはほぼ確実で、

これは末梢における糖利用が阻害されている可能性を示唆している。

エストロゲンは糖利用の機構そのものに直接に、

プロゲステロンはむしろインシュリン抵抗性の方向に作用しているといわれるが、

これらのメカニズムに関する詳細は現在のところ不明である。

妊婦膣内になぜCmdidaが高率に検出されるかに関しては、

エストロゲンの消長は非妊婦・妊娠・産褥におけるCandidaの消長と一致し、

膣内容諸性状の変動がCmdida発生の重要な因子となる。

妊婦におけるエストロゲンの増量はインシュリン優勢となり、

膜の透過性が増大して膣上皮細胞内にブドウ糖の出現を招き、

さらにグリコーゲンの蓄積が行なわれるものと考えられる。