医師や看護師がバリウム検査を受けない理由「放射線の被曝量と発がん性」内視鏡検査との違いとは? | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

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エイジングの鍵は腸内フローラです。私は看護師、内視鏡技師として15年間、のべ1万3千人の患者さんを看てきました。NRサプリメントアドバイザーとしてあなたの美腸内作りをサプリメントでお手伝いします。

 

私、実は胃のバリウムの検査を受けたことがありません。

なぜって?

デメリットが多くメリットが少ないし、なにより必要がないから。

もう20年以上内視鏡検査だけでことが足りています。

 

 

 

昔、研修医の先生と喧嘩をしたことがありました。

「なぜ必要のない患者さんにバリウムの検査をやるのか?内視鏡だけで十分な患者さんも沢山いるじゃない!」

生意気な看護師でした。

医師にむかって喧嘩を売るのですから。

 

 

 

「内視鏡は下手な医者だと穿孔(胃や腸に穴を開けてしまうこと)させてしまうことがあるし、

スキルス(胃がんの種類)を見逃すことがある。やはりファーストチョイスの検査はバリウムだよ」

医師はゆずりませんでしたが、私は心の中で「じゃあ、おまえがバリウムを受けてみろ」と思ったものです。

 

 

 

バリウムの検査を受けたことがある方はわかると思いますが、

検査中はバリウムを飲むのが大変だしグルグル回されるしなにより後が大変。

慣れない下剤でお腹がいたくなり、バリウムが原因で酷い便秘になってしまう方もいるくらいです。

 

 

 

先日もお客様よりこんなお声をいただきました。

 

 

 

昨日健康診断でバリウムをのみ、慣れない下剤に苦しんだので

これからも腸内お花畑作戦を、気を引き締めて頑張ります!

本当にバリウムの胃の検査というはどうにかならないものでしょうか。

健康を診断するどころか、丸一日ひどい体調不良に苦しみました。

会社指定の健診では、胃カメラはオプションでも選べません。

毎年辛いです。

 

 

 

ホントですよね。

健康を診断するはずのもので、具合が悪くなったんじゃたまったもんじゃない!

とくに会社が契約しているバス検診、これはいけません。

レントゲン設備も悪いし、画像は粗いし、なにより撮影する枚数が少ないので見逃しが多い。

でもまだまだ沢山行われているのが現実。

大企業でもバス検診を採用しているところは、いまだ多いものです。

 

 

 

なぜなんでしょう?

本日は・・・バリウム検査のデメリットとなくならない理由についてお伝えいたしますね。

 

 

 

医師や看護師がバリウム検査を受けない理由「放射線の被曝量と発がん性」内視鏡検査との違いとは?

 
 
 
昔はバリウムの方が良かったのは本当
 
 
いまから30年以上前、胃内視鏡検査はいまよりもっと辛くて苦しいものでした。
胃カメラの先端に装着されているファイバースコープは視野がせまいので、胃の隅々までみることは困難でした。
管はかたく太いので検査は拷問にちかく、簡単に受けられる検査ではありませんでした。
 
のぞいてみる内視鏡
 
 
それに比べて胃のバリウムの検査は、バリウムを飲んで胃の形をレントゲンで透視するだけなので受ける側にとっては苦痛が少ないものでした。
多くの方が受けるスクリーニング検査(簡易なふるいわけ検査)として広まったのです。
 
 
Wikipediaより
 
 
 
いまの内視鏡検査
 
 
2002年、世界ではじめて「ハイビジョン内視鏡システム」が生まれ、内視鏡検査の技術が大きく革新しました。
ハイビジョンとLCDモニターが今まで以上に高画質、高品質な画像で検査が可能となったのです。
 
 
内視鏡の欠点は微細な凹凸がわからないところでしたが、
粘膜のわずかな変化を強調表示する「IHb色彩強調機能」が搭載され、
わかりにくい病変がはっきり観察できるようになったのです。
 
 
色をつけることにより凸凹がはっきりします
 
 

また、動画や静止画像の電子的拡大が可能となったため病変の見逃しが激減しています。

なにより経鼻内視鏡(鼻から入れる内視鏡)の誕生や径が細くなったことなどで挿入時の負担が減りました。

病院によっては軽い麻酔薬を使っての検査も可能です。

 

 

 

 

 

 

バリウム検査の放射線被曝量
 
 
X線を照射して受けるバリウム検査は、
検査中ずっと放射線を浴びているため被曝量が多いのがデメリットです。
1回の検査で15~20mSv(ミリシーベルト)ほど浴びるといわれ、胸のレントゲンに比べると100倍以上の被曝量です。
 
 
こう言ってもピンとこないかもしれません。
日常生活上の被曝量と比較すると分かりやすいですよね。
 
 
 
 
イギリスのオックスフォード大学の調査では、
日本人で75歳までにがんになった人のうち放射線診断によってがんが誘発された人の割合は
3.2%にのぼると言われているそうです。
調査対象の15カ国のうちで最も高い割合でした(ビジネスジャーナルより)。
 
 
 
 
なぜバリウム検査がなくならないのか?
 
 
検診を依頼する企業側の都合と検診の委託を受ける病院側の都合があります。
レントゲン検査は検査技師が行うことができますが、内視鏡検査は医師しかできない検査のため1日でこなせる検査数が大きく違います。
そのためもちろん費用は胃内視鏡の方が高くつくため、内視鏡検査よりバリウム検査を選択する企業や病院が多いのです。
 
 
また、検診車やレントゲン装置には多大な費用がかかり、レントゲン技師や検診業者、バリウムを製造するメーカー、
フィルムなどのメーカーなど、多くの関係者の利権が絡んでいます。
医師が必要がないと考えても、なかなかいきなり廃止することができないものなのです。
 

会社の検診でバリウム検査しか選択できない場合、「検査を希望せず」という選択をするのもひとつの選択ではないでしょうか?
ご自分で医師へ希望を伝えれば内視鏡検査を受ける事ができます。
かかりつけ医にご相談して見て下さい。
 
 
バリウム検査を受けたあと、くれぐれも注意いたいことは便秘にならないようにすること。
水分を沢山とってできるだけ早くバリウムを排出するようにして下さい。
 
 
そうそう、喧嘩した研修医の先生と数年前あったときに聞いてみました。
胃「先生はバリウムと内視鏡どちらを受けていますか?」
DR「もちろん内視鏡だよ」
すっかり私と喧嘩したことは忘れてくれたようです、良かった〜ニヤリ
 
 

 

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

NRサプリメントアドバイザー
胃腸良子