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美は胃腸から・・・
あなたを美腸内フローラで若返らせる!NRサプリメントアドバイザー&看護師 胃腸良子です。
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昨年働いていたクリニックで、
胃内視鏡検査を担当していたときに感じたこと。
「10年前に比べてもの凄く食道カンジダが増えているな〜。昔は免疫力が低下したお年寄りにしかみられなかったのに、いまは30代くらいの女性にも多いのはなぜだろう?なんだか私達の体はどんどん弱くなっている気がする。やっぱりこれも食生活の影響なのでしょうか・・・」
「カンジダ」という言葉、
女性であれば一度は聞いたことがあると思います。
そう、膣に繁殖するカビの一種。
そのカンジダが口や食道や腸にいるのです。
このカンジダが腸粘膜を傷つけて、
体の不調を引き起こしています。
この状態は「リーキーガット症候群」と
呼ばれていますが・・・
このリーキーガットに対して賛否両論、
色々な意見があるようです。
本日は、リーキーガットとカンジダの関係と
蛋白漏出性胃腸炎について考えてみましょう。
リーキーガット症候群ってどんな病態?うそ?「腸粘膜を荒らすカビとは?」カンジダ菌糸が腸壁を攻撃
リーキーガット症候群とは?
リーキーガット症候群とは、腸管壁浸漏症候群や腸もれと呼ばれる状態で、腸壁の透過性が上昇して本来であれば腸を透過しない未消化物や老廃物、微生物成分などが体内に漏れ出すことをいいます。
これは何らかの原因で腸管の「タイトジャンクション」と呼ばれる粘膜細胞の結合部が傷つくことによって起こります。
漏出した物質が血液中に入ることによって身体の様々な部分で炎症が引き起こされ、感染症や自己免疫性疾患、アレルギーなどの多くの疾病に起因しているのではと考えられています。
ただこの病態の医学的根拠については、まだ研究中の段階で多くの病院が検証している状況です。
実際に、私が昨年いた病院でも毎日多数の方が「カンジダ食道炎」を指摘されいていました。
これだけカンジダが消化管の中で繁殖していたらリーキーガットのような状態になるのも理解できます。
食道カンジダが急増中
リーキーガットについては賛否両論、
様々な意見があります。
リーキーガット症候群と検索すると多くの医師がその病態について語っていますが、
「そのような病態は認められない」
と一掃する医師がいるのも事実です。
たしかにリーキーガットはまだ研究の途中であり、
結論づけられた状態ではありません。
ただこれだけ腸内細菌の研究が盛んになり、
バクテリアルトランスローケーションという腸内バリア機能低下はすでに認知されている訳ですから、解明されるのも時間の問題でしょう。
バクテリアルトランスローケーションと腸内フローラの関係は順天堂大学でも研究されています。
リーキーガットについては、今後の研究でさらに明らかになっていくことでしょう。
https://www.yakult.co.jp/news/file.php?type=release&id=150847060513.pdf
腸粘膜から漏れることによって病気になることは、
最近分かった訳ではありません。
蛋白漏出性胃腸炎という疾患がありますが、
これは消化管粘膜から血漿蛋白とくにアルブミンが、
胃腸管腔に漏出することによって低蛋白血症を起こすものです。
蛋白漏出の原因は、クローン病、潰瘍性大腸炎、アレルギー性胃腸炎、メネトリエ病などがあります。
主症状は、むくみ、下痢、悪心、貧血、腹痛など。
元祖「腸もれ」はこちらになりますが、
腸内細菌の研究が活発になったのは近年のことなので、
細菌が漏れでることによってどんな病態が引き起こされるのか?直接的な因果関係を究明している現状なのです。
本日はかなり難しい内容になってしまいました。
ごめんなさい🙏
リーキーガット症候群なんて嘘っぱちと説にたいして、
???と思うので書いてみました。
医学は日進月歩。
まだまだ分からないことが沢山ありますが、
私も日々ブラッシュアップしながら学んでいきたいと思います