飲む日焼け止めサプリメントは効果なし?「紫外線対策はサプリメントだけでは不十分」抗酸化作用と老化
飲む日焼け止めに使われている成分は主に「フェーンブロック」と「ニュートロックスサン」に分けられます。
フェーンブロックの代表サプリは「ヘリオケア」。
ニュートロックスサンの代表サプリは「ホワイトヴェール」。
そうイメージしていただいた方がわかりやすいでしょうか?
フェーンブロックは、シダ植物由来の成分です。
ポリポディウム属というアメリカ大陸の亜熱帯地域に生息するシダ植物の1種から抽出されています。
古代から民間療法として血液浄化剤として飲まれてきたり、皮膚疾患の治療に使われてきたそうです。
ニュートロックサンは、「ローズマリーの葉」と「シトラス果実」から抽出されたポリフェノールです。
紫外線が強いスペインから生み出された植物由来のポリフェノールのことをニュートロックスサンと呼び、「日焼け止めサプリの」の主成分として使われることが多いようです。
フェーンブロックとニュートロックスサンの紫外線防止効果は「MED」という「24時間後に皮膚に紅斑を生じさせるのに必要な最小紫外線量」を使って検証しています。
・フェーンブロック1000mgを毎日飲んだ場合、MEDが15日後に14.57%、29日後に20.37%増加した
・ニュートロックスサン250mgを毎日飲んだ場合、MEDが57日後に34%、85日後に56%増加した
これがどのくらいの紫外線防止効果なのかといいますと・・・
いわゆる日焼け止めで使われるSPFに換算して考えますと、どちらとも数ヶ月毎日飲んだとしてもSPFは2にも満たないことになるそうです。
塗る日焼け止めと比較するとSPFはあまりに低く、日焼け止めとしての効果は弱いと思います。
「今日はプールに行くから飲む日焼け止めを飲んでいこう」
という使い方は、よろしくないようです。
抗酸化サプリメントという考え方
飲む日焼け止めだけで長時間の紫外線を乗り越えようとしてはいけません。
たしかに「飲む日焼け止めサプリメント」は抗酸化作用がある成分を集めているため、日焼け止めを塗れない場所や粘膜部分には有効かもしれません。
照りつける日差しを長時間浴びると皮膚は「火傷」を起こします。
やはり強い紫外線には、光を跳ね返すベールが必要です。
飲む日焼け止めを飲んでいても、長時間日差しを浴び続けていると「肌の光老化」は進行します。
しかし、全く意味がないとも言い切れません。
フェーンブロックにしてもニュートロックスサンにしても、抗酸化作用が強い成分なので、紫外線によるDNA損傷を抑えてくれるという働きがあります。
抗酸化作用が認められる成分は、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、リコピン、アスタキサンチン、フラボノイド、アントシアニン、ピクノジェール、αリポ酸、コエンザイムQ10、パイナップルフィトールなど沢山あり、これらの成分を積極的に摂っていると日焼けよって生じる活性酸素を除去し、紫外線によるダメージを抑えてくれることがわかっています。
焼けない力を持つということ
色白の人は紫外線による熱傷を起こしやすく、色黒の人は紫外線によるダメージを起こしにくいものです。
自分の肌質にあった「正しい紫外線ケア」を身につけるように心がけましょう。
「飲む日焼け止め」だけでは、強い紫外線をブロックすることは難しいかもしれません。
しかし、肌の代謝を高めターンオーバーを促進させることで「焼けない強い肌」を作ることはできると思います。
私も40代前半は、シミや肝斑など沢山の悩みはありました。
数回「フォトフェイシャル」と「レーザートーニング」をしたことはありますが、シミ取りのレーザーなどをしたことはありません。
それというのも、余分な角質をため込まない肌作りを心がけているからだと思います。
肌を強くするためのお勧めの成分は、ビタミンCとビタミンE、βカロテンとパイナップルフィトールです。
日焼けは内からと外からの両方を上手に使って・・・
「老けやすい夏」を乗り越えて下さい。
今年こそ夏ダメージを最小限に抑えたいものですよね
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