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あなたを美腸内フローラで若返らせる！NRサプリメントアドバイザー＆看護師 胃腸良子です。
逆流性食道炎を防ぐ3つのコツ「原因は腹圧を高める食べ過ぎと便秘」食道がんのリスクを考える
本日検査を受けた8名のうち6名が逆流性食道炎と診断されました。
ゲップが出やすい、胸やけがする、こんな症状がある方は「逆流性食道炎」かもしれません。
逆流性食道炎とは、胃液や胃の中で胃液と混ざり合った食べ物が食道に逆流する病気です。胃液は強い酸であるため食道に逆流すると食道の粘膜を攻撃し、食道粘膜がただれたり潰瘍ができたりします。
逆流性食道炎が起きる原因は、「下部食道括約筋（かぶしょくどうかつやくきん）」という食道と胃のつなぎ目にある筋力が低下です。以前は加齢によって現れる症状でしたが、最近では若い人達の間でも増えています。
これは食事内容の変化と排便異常も関連しているようです。
ではなぜこんなに若い人の間でも逆流性食道炎が蔓延しているのでしょうか・
それは、便秘と食べ過ぎ。
まず便秘ですが、これは腸内に便が停滞していると腹圧が高まり胃を圧迫して胃の内容物が逆流しやすくなります。
お腹が張っているときは、胃は腸からの圧迫を受け食道への逆流が起こりやすくなるためです。
日常的に便秘症を抱えている人の約10％に逆流性食道炎が認められ、慢性的にお腹が張った状態にあると若い人でも逆流性食道炎が起こりやすいことが分かっています。
また食生活の変化も逆流性食道炎を増加させています。
脂肪分が多い食事をすると、十二指腸からコレシストキニンというホルモンが分泌され、下部食道括約筋がゆるみ胃酸が増えます。この理由は、脂肪は糖質やタンパク質に比べ消化に負担がかかるからです。このため脂肪分が多い食事を好む方は逆流性食道炎を起こしやすくなります。
内視鏡専門医がいつも患者さんに指導している内容は、満腹になるまで食べない、食べてすぐ横にならない、内臓脂肪を増やさないなど、基本的なことです。
これらはずっと以前から注意されてきた内容ですが、加えて以下のことにも注意してみた方が良いでしょう。
それは、便秘解消です！
手軽に美味しく食べることができる加工食品が増え、私達の腸内にはいつも食物残渣が溜まっている状態です。
出口に近い腸内にモノが詰まっていると、消化液や食物残渣が流れて行かなくなり、胃を持ち上げてしまいます。
これは、排水管が詰まっているのと同じ状況ですよね。
毎日、きちんと流して腹圧の上昇を防ぎましょう。
また、逆流性食道炎を防ぐための予防策は主にこの3つになります。
✅食事のあとすぐに横にならない
✅アルコール、炭酸飲料を控える
✅脂肪分の多い食品を控える
この画像は逆流性食道炎が進行している状態です。
この状態を放置していると、食道腺がんになる可能性があります。
粘膜を巻き混んで潰瘍を作るようになると要注意です。
「胃酸が上がってくる」という自覚症状を感じたら、早めに病院に行かれてみてくださいね。
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胃腸良子