・初めから読む→『こちら』

 

前回↓

まーくんが死んだ現実を知った

地獄の様な一晩…

 

義父母が事を知って

朝一でこちらに来ると言います。

 

現場の調べも終わって

警察達も帰って行きました。

 

まーくんの遺体は検死に回されるとのことで

警察が引き取って行きます。

 

死体を運ぶのが不慣れなのか

どうやって運ぶやら、どっちを持つやらなんやらで

もたついていました。

そして、帰り際にまた先ほど伝えた様な事情聴取をされました。

(別の人。署でコミニュケーション取れや!)

 

話をしながら、取っているメモを見ると

ぐっちゃぐちゃ。

 

これじゃ情報も漏れるわ。

何を聞いたか聞いてないか分からなくなるわ。

 

 

 

人が減った家。

私と父と第一発見者のMさん。

 

少し話をして、感謝を伝えMさんにも帰ってもらいました。

頭がおかしくなって

Mさんの死を危惧した発言をした気がします。

(一人暮らしですか?死なない様にしてください…みたいな…)

 

 

ほどなくして

母も飛んできて

3人で夜を過ごしました。

 

とはいえ…

話が弾むわけもなく…

 

 

色々なことに疲れた私は

ひとまず横になると伝え

寝室に向かいます。

 

寝室は今まで寝てたかの様な寝具の状態。

枕も、まーくんの頭の形分くぼんでおり

 

整頓されたわけでもない

寝たまんま、そこから起きたまんまのベッド。

 

まーくんの形が残っている様でした。

まーくんの寝ている姿が見える様でした。

 

まーくんの匂いが残っていました。

 

もう永遠に嗅ぐことのできない

まーくんの匂い。

消えてしまうだけの匂い。

 

 

今まさにそこにいたと存在を感じるのに

もう二度と戻らない

まーくんだけがいなくなった世界。

 

 

思いっきり泣きました。

大声を上げたのに

声にはならなかった。

 

 

もういない。

死んでしまった。

 

辛いとか

悲しいとか

いう状況じゃなく

 

ただただ心が引きちぎれんばかりに

悲鳴をあげている。

痛かった。比喩じゃなくて、本当に心臓が痛かった。

 

ものすごい悲しみは本当に痛みを伴うのだと知りました。

 

 

嫌がろうにも事態は変わらず

何がどうなっているのか全く分からず

 

ただ

『まーくんが死んだ』

ということだけが

その場にあり、耐えられなかった。

 

 

どうしようも

どうしたらも

何も分からず

 

ただ

 

 

ただただ

 

いやだ。いやだ。いやだ。と

声にならない声をあげて泣き喚きました。

受け入れたくなかった。

 

 

心の中に気持ちを押し込めることができずに

溢れ出す行き場のない苦しみを

 

ただひたすら壁を蹴ることで逃していたんだと思います。

 

 

 

その音を聞いて

両親が泣いていました。

 

 

 

 

眠れたんだか

眠れなかったんだか

 

夜は明けてきます。

 

 

 

 

警察が最後に残していった言葉。

 

「葬儀社を朝までに決めて、棺を用意してください」

 

 

死んだことすらワケがわからない状態の中

朝までに葬儀社を決めろと。

 

受け入れるも受け入れないも出来ない

目の前真っ暗の中

まーくんを入れる棺桶を用意しろと。

 

「朝までにですか!?」

 

と聞いても

「葬儀社はいつでも空いてます」と言われました。

 

 

こんな頭で

まーくんを贈る準備をしないといけない。

 

死んだなんて思いたくないのに

私がまーくんを率先して贈らないといけない。

 

通夜

葬式

火葬

 

今死んだ事を知ったばかりなのに

 

 

 

吐きそうでした。

 

 

 

 

続きます。

 

 

 

↓暴言からの仲違い。どうして今なんだろう。

『初めから読む』

 

↓愛した旦那様を、愛しかった手を

燃やす催しを自ら率先してやらないといけない…受け入れてもいないのに…

『手をつなぐこと』

 

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