国際基督教大学は3学期制なので 12月4日より冬学期スタート。

授業は学期単位で完結するように構成されているので、通年の授業というものはない。

1年間の短期留学(交換留学)制度や9月入学、6月入学が複雑に組み合わされているので、

国際基督教大学の学生だからといって、このキャンパスにいない学生も多い。

留学に行ってしまうと、1年間合うこともなく、戻ってくると、即卒論を書き始めなければならないという

感じだ。

 

11月も終わりになってくると、先生から次から次とメールがやってくる。

この冬学期に使う図書をリザーブックに指定する。

図書館は限られた資料を多くの人が短期間で読むように、リザーブックは、当日のみ、1日貸、3日貸の3種類の

利用として登録する。

まず、書架から、拾い出してきて、別置して管理。

既に、本を借り出している人には、緊急返却依頼メールをだして、返却期限前でも、返していただく必要がある。

 

リザーブックは、誰か一人の人が借りて、他の人が読めないということになると、たいへんなことになるので、

延滞罰則が、強烈な設定になっている。1日遅れると300円の罰金になる。

 

リザーブブックが同時アクセス無制限の電子書籍になるのが、一番いいのだが、リザーブブックにしたい本は、

巧妙に電子書籍販売から外れている。

出版社も稼ぎ頭の虎の子の本を簡単に同時アクセス無制限の電子書籍で売ったりしない。

 

延滞料金をとれば、図書館の利用は活発になる。

本を必ず、返す必要がある。

返却期限を守る必要がある。(長期に貸出中ということがなくなる。)

 

本当は、教員からも延滞料金をとれば、図書館の利用も活発になるとおもうが、現在は、教員からは、延滞料金はとらない。

その上、オンラインで無制限に更新できる。(それなのに、延滞が発生する。1分もあれば、更新できてしまうのに。)

教員の図書館利用を活発にする方法は、学生と同じようにして、延滞料金を取るのが、一番いいと思う。