19世紀から20世紀末期にかけて、出版が大発展した。
しかし、その多くは、酸性紙とよばれる紙で造られており、本の寿命は数十年程度しかなく
初期に作成された本は、次々と風化していくさなかにあった。
風化(酸化)の前に、デジタル化は、いろいろ企画されたが、小規模で、遅々として進まず、
デジタル化の苦難が見えていた。
しかし、Googleの登場によって、書籍のデジタル化は、急速に進むようになり、
既に、数千万冊のデジタル化が済んでいる。

19世紀、20世紀の酸性紙という問題に、Googleは、間に合ったと言えるのだろうか?
もし、Googleによる書籍のデジタル化ができずに、10年、20年実施が遅れたら、
失われた本の数は、どのくらいであっただろうか?