http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A90889DE6E2EBE5E2E2EBE2E2E3E2E7E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;bm=96958A90889DE6E3E2E3E7E6E3E2E2E0E2E7E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2


1600万曲を聴き放題 巨大「音楽クラウド」サービス スポッティファイの実力(上)

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2012/5/3 7:00


スポッティファイのパソコンアプリの画面。ノラ・ジョーンズを検索すると、最新アルバムも含め彼女の作品がずらりと表示された
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スポッティファイのパソコンアプリの画面。ノラ・ジョーンズを検索すると、最新アルバムも含め彼女の作品がずらりと表示された

 気に入ったアーティストの曲を買い、iPod(アイポッド)などで聴く。こんな当たり前の音楽の楽しみ方に、欧米で革命が起き始めた。英国の音楽配信会社スポッティファイ(Spotify)の出現だ。同社は1600万を超す曲をネット配信。利用者は曲を選ぶだけで、パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)など好みの端末で思いのままに聴ける。すでに利用者は1000万人を突破した。日本進出も間近といわれるサービスの実力はどれほどか。実際に試してみた。

 音楽愛好家の一人として最初に感想を言っておきたい。10歳代から海外のアーティストのレコード、CDを買い音楽を楽しんできたが、今後も月に輸入盤CD1枚程度の料金を払ってスポッティファイを使い続けられるなら、私が購入する回数は大幅に減る。昨年は20枚以上のアルバムを買ったが、今後は年に2、3枚になるかもしれない。それでもこれまでより音楽を楽しめるし、音楽を通じた交友関係を広げることもできるだろう。それほどインパクトがあるサービスなのは間違いない。