レファレンスにいると、面白いことに毎日出くわすのでたのしい。
全然知らないことを質問されると、そんなこともあったのかと、知る機会もあるのでたのしい。
ある音楽家について、卒論を書いている学生がいて、図書館の資料、インターネット、それから、近くの音楽大学の
資料をほとんどみたが、こんな資料はないかと、メールで質問がきた。
私は、音楽に詳しくないので、初めて聞く音楽家だったが、調べるととても有名(その方面で)な音楽家だった。
さすがに、その学生が探しつくした上の質問なので、なかなか難しい。
図書館にある本は、ほとんど、貸し出されている(つまり、彼が借りているわけだが。)し、
残っていた図書は、あとで、資料を受け取りにきたときに、それは、買いましたとのことだった。
彼の求める決定的な資料の特定は難しかったが、関連ありそうな資料を、みんなで探し出して提供した。

どうして、そんな卒論を書くことになったのかと聞くと、その音楽家のいろいろ場面で有名でその関係する資料は多いが、
みんなが、あまり、着目していない初期の頃を調べてみたら、と、教授に言われたということで、
調べ始めているとのこと。

がんばれ!
いい卒論ができることを願っている。
難しいテーマを選んだわけだから、なかなか資料にいき当たらないのは、しかたがないかもしれない。
もしかすると彼の求めている資料は、公には存在しないのかもしれないが、
いい卒論ができることを願っている。