ツーカーのコマーシャルを見る。
昔の黒電話は、数字のダイヤルがあるだけだったのに、またたくまに、いろいろな機能がつぃかされ、膨大なマニュアルが必要になる。
家の中も、おびただしい電気機器の数。
100個ぐらいが、あるに違いない。
今日、電波式腕時計の針が狂っているのに、職場について気がついた。
しかし、針を直す手段がない。竜頭がないからだ。
本来なら、自動的に修正されるはずなのに、なぜか、一日中狂ったままだった。
家に帰って、取り扱い説明書を探すが、見当たらない。
結局、メーカーのホームページで操作方法をみて直した。

図書館も、膨大な機器の種類が増えた。昔はメインコンピュータひとつがすべての世界だった。
しかし、実にたくさんの機器がある。
最近、パソコンの入れ替えにともなって、磁気カード読み取り装置を新パソコンにつけた。
どうしても、うまくいかないので、メーカーにも聞いてみた。
日本語キーボードにしかない対応していないという。
新パソコンがカタカナ表示のない英キーボード(諸事情で)だったせいであったが。

膨大な知識を引きずりながら、現代社会が運営されているが、その引きずっている
知識をキープできているのか不安だ。

何年か前の、ウラン臨海事故に中性子発生事件など、専門家らしからぬ事故もあるし、
遠心力もよくわからない電車の運転手さんもいるらしいのを聞くと、
だれが、この現代社会のたがをしっかりと押さえているのか、ちょっと不安にもなる。