大学で学生が利用するパソコンは、利用者がどんどん入れ替わるため、環境設定が、固定される。
そのため、学生が勝手に環境などを変更しないように、いろいろな工夫がされる。本学の場合は、いままで、UNIXとWindowsの組み合わせで、Windowsを固定していたが、今回、ディスクレスシステムで、サーバーで管理する方法が導入された。いままでは、雛形を作成すると、120台すべてにインストールのしなおしす必要があった。Windowsの設定にも、UNIXの仲介を確認する作業もあった。
しかし、ディスクレスシステムでは、雛形をサーバーにコピーするだけで、Windows環境をすぐ変更できるという利点がある。

図書館システムも発展になかで、サーバー、クライアント形システムが登場した。サーバーとクライアントの2つのシステムのコンビネーションでシステムが動くわけだが、クライアント(業務用パソコンだが)の数が増えると管理も大変になってくる。そのため、すべて、Webベースで業務を行う方法に移行しつつあるが、ディスクレスシステムが、業務などにも利用されてくると、サーバークライアントシステムも、再度に見直されてくる可能性もある。
個人情報保護法もあり、パソコンからのデータの流失をさける意味で、ディスクレスシステムも普及する可能性もでてきた。今後、どのように進化していくのか楽しみである。

2000年頃 ディスクレスシステムも話題になったが、あまり、ヒットしなかった。しかし、最近になって、また、話題をあつめつつあり、今後、ヒットするのか、わからない状況である。