あれ程強い絆で契り合った確信があったのに
あり得ないくらいの激しい喧嘩
愛と同じくらいの熱量で
もう二度と会うこともない!と言い放ち
お互い別々の道を歩いていく
次の角を反対に曲がり
その次の角も反対に
またその次の角を足早に曲がると
何故か偶然出くわしてしまう
何度繰り返し
何度そっぽを向いて歩いても
また偶然出会ってしまう
ハイアーセルフのいたずらに
互いの開いた口の造形に噴き出して
二人しっかり手をつなぎ
同じ道を歩きだす。