試練 | ツインソウルによろしく

世の中に筆舌に尽くしがたい試練というのは幾らもあるが、

 

ツインの絶頂からドン底というシチュエーションも相当きつい

 

その要諦は悪意にはなく愛を基にする試練であるから

 

悪意に対しては固い鎧で防御の姿勢も可能だが、

 

脊椎反射で復讐へと向かうことさえ出来ないそれは

 

宙に無の定点を幾つも幾つも紡ぎだし

 

私、という存在が何もない公共に偏在してゆく

 

故に私は誰にも捉えられない存在となり

 

龍の背に乗る童子のように

 

至福というたわわな果実の実を噛る