一元的な一つの珠から飛び出した二つの光は、
お互いの粒子の波動を徐々に粗く落としながら
“肉体”という地球専用の“宇宙服”をまとうに至った。
時にそれは“男”と呼ばれ、時にそれは“女”と呼ばれた。
電気と磁力の性質をもつそれは固有の振動数を保ち、
そしてそれは“個性”と呼ばれた。
一つの個性を陰と陽に等分したツインソウルは、
その“極性”に沿った人生を歩み始める。
君が右なら僕は左、貴方が上なら私は下、という具合に。
最終地点で合流するまで、お互いにつかず離れずのニアミスを続けた。
何故かなら一度合流してしまうと、一気に“帰還”に向かってしまうから。
答えの出ない人生、先の分からない道のり、
それこそがこの“地球”という星で経験出来るワクワクした体験だった。
波動の高い世界から眺めるだけでは、波動の低い世界のことは分からないのだ。
波動を落とした世界で経験出来るそれは、上の世界にはないリアルな体感、
密度の詰まったバイブレーション、まるで死の対極に生があると思わせるが如く、
生き生きとした人生があった。
泣いたり笑ったり、感極まったり、悲嘆にくれたり、
そんなドラマティックな不可逆性は、高次の世界には見当たらなかった。
僕達は波動の粗い世界で充分“二極”を堪能した。
不完全な心と身体で、先の見えない世の中を、手探りで早足に駆け抜けた。
そして僕達はまた元の一極の世界に向かう。
君と二人、他の何ものも介さずただ向き合えば、
UP&DOWN、UP&DOWNの繰り返し。
陰と陽、快と不快、喜びと哀しみを繰り返す。
UP&DOWN、UP&DOWNを繰り返す。
猛スピードでアップ&ダウンを繰り返せば、上下の振れ幅はまるで一本の線のように収斂していく。
僕達は愛しか求めていないから、やがて一つの愛しか感じられなくなる。
やがて「良い」ことと「とても良い」ことしか感じられなくなれば、
僕達は、生きながらにして涅槃の境地に住まうだろう。
※さすがに今では激しいアップ&ダウンを経験するということはなくなりました^^当時は大変な時を過ごしていると思っていたけれど、今にして思えばどの瞬間も一生懸命で、その真剣さそのものが愛だったんだなって思いますね。
始めは“ツインソウル”=もう一人の自分が自分を否定するのだからそれは“完全否定”に繋がるわけです。だから何より辛い。でもその完全否定というのは自分が一人で抱いていたホログラフィックバブルの崩壊でしかないんですね。そしてそのホログラフィックバブルは何重にも重なっているので、一つの現実が破れたと思ったらまた次の、また次ってこれがいつまで続いていくんだろうと思っていました。
アセンションブームが湧き起こっていた当時は、「良い」と「とても良い」の世界がもっと早く来るのではないかと思っていました。でも未だに日本は世界中に原発を売りに歩こうとしているんですね。それこそ正にホログラフィックなバブル・・・でも当の本人たちは気づいていないんです。自分達はリアリズムの中に生きていると思っていることでしょう。
確かに立場が異なればリアリズムも変わってくるということはあるんでしょう。でも波動の高い世界には「良い」と「とても良い」ことしかないんですね。
『TWINSOUL☆LEGEND』は全部で30の章立てで構成する予定で、これがVol.27なので、いよいよ後3章で完成といったところですが、後半の特集では僕と相方のこれまでの奇跡などを綴っており、当時のことを今振り返っているのですが、これは本当に感慨深いことばかりですね。
色んな出来事や思いが凝縮されていて、その一瞬一瞬どれを切り取ってもキラキラと輝いて愛おしくさえ思えるほどです。真っ暗闇のどん底に突き落とされた経験でさえも。
これから色々な経験をされるであろう方々へのエールのようなものになれば幸いに思います^^
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