みどりの日の本日、黄緑色を求めて坂本へ。
楽しみにしていた特別公開の庭園へ、いの一番に、先ずは円乗院です。
こじんまりとした里坊で、前庭も苔が美しく、期待させます。
靴を脱いで上がると、お庭が見えました。
男性の方がおられ、話を伺うとお庭について色々と説明して下さりました。
廃仏毀釈でお庭が荒れ、現在の形になったのは15年前だそうで、
岐阜県から作庭される方を呼び、元々あった古いモノを生かして、
新たに庭に命が吹き込まれました。
枯山水の庭で、石其々に宗教的な考えが反映されており、
白砂は、海=教え=砂の粒(教えの数)とか、二河白道(にがびゃくどう)に則り
作庭されている等、無知なワタクシにとって初めて聞く言葉ばかりでしたが、
メモリました!
(お庭の設計図です。)
又、四季を通じて花が途切れる事のない様に植栽されているそうで、
この季節は、梅の木に着生した「セッコク」が美しく咲いていました。
とても静かで、建物の中からも見る事も、庭も歩けましたので、
美しいお庭の雰囲気を独り占め致しました!
大きな楠が2本ありましたが、枝打ちされ、お庭が明るくなったそうです。
今回の特別公開は、2度目との事で、
簡素で美しい庭を独り占めし、その上、丁寧な説明も伺えて
午前中の早い時間に来てよかったです!
天台座主の里坊だそうです。