ジョハリの窓をしってますか
半世紀以上も前の経営学の黎明期に米国で生まれたコミュニケーションを円滑にするための考え方です。
転じて、組織運営に活用させるようになったので、ご存知の社長もたくさんいるかと思います。
自覚している自分と他人から見える自分にわけると言う考え方で、
(1)自覚もしてて他人からも見える健在的な存在
(2)自覚をしていて他人に見せない秘密の存在
(3)自覚がなく他人からも見えない潜在的な存在
(4)自覚はないが他人から見える無防備な存在
の4つに分けるのですが、一番厄介なのが(4)無防備な自分です。
自分では意識していなが他人から見える自分がいることを意識しないとコミュニケーションのトラブルになりがちです。
友人との会話で、「へー、そんな風にみられてるのかー」と感じたことはありませんか?
つまり、自分が知らない自分がいるのです。他人から見えてる自分を否定しても事実は変わりません。誤解だと主張しても意味はなく、他人からはそのように見えていると言う事実があるだけです。
知らない自分の部分を減らす努力で無用の誤解やトラブルを避けることはできます。
特に起業家は、目標達成のためには協力者が不可欠です。その第一歩は共感してもらうことから始まります。
他人からどのように見られているのかを知らないまま、共感を求めても「なにかっこつけてんのさ」とか「やってる事と言ってる事が違う」などと評価されてしまいます。
是非知らない自分を知る努力をしてください。
知らないのですから、いくら一人で考えてもそれは無駄な努力です。唯一の方法は他人の目を使うしかありません。
忌憚のない評価をしてくれる信頼できる友人か、実績のあるプロに頼むこと。
「我が道を行けばいい」と考え方は、共感を得る機会が減り協力者を減らし、目標の達成を自分から遠ざける行為だと思うのです。