<要約>

 

市場価値とは、世の中に通用するスキルやノウハウだと思います。この時期は、社内で昇給や評価の話が話題になっているかもしれません。今回は会社の評価も踏まえて話します。

 

そもそも、会社で評価されるというのはどういうことなのか。それは、スキルやノウハウに加えて、上司に好かれるかどうか、社内での人間関係を築けるかどうかも大切です。そのため、会社で評価される人が、必ずしも市場価値が高いとは限りません。

 

例えば、社内で好かれて、様々な人と知り合っている人は、会社外では通用しないかもしれません。しかし、そうした社内で人脈を築く過程で、コミュニケーション力やマネジメント力を身につけることができれば、社外でも通用する可能性があります。

 

また、会社で評価される人よりも評価されない人の方が多いのではないでしょうか。評価されるイコールポジションが上がること。例えば、管理職のポジションは限られていて、なれる割合は少ないです。そのため、評価されない人の方が圧倒的に多いです。

 

では、評価されない人は、どう考えればよいのでしょうか。正直、人から評価されない、認められない、給料が上がらないというのは、かなりショックなことです。

 

そんな時、モチベーションをどう保ち、頑張っていくのか。それは業務委託として考えること。業務委託というのは、何か業務を請け負って、報酬をもらうこと。例えば、人事コンサルティングを請け負って、400万円の報酬を得るといった形です。

 

会社からと業務委託として仕事を依頼され、その対価として給料を支払っていることになります。そうであれば、給料が上がったり下がったり、評価されたりされなかったりしても、関係なくなるのではないでしょうか。

 

例えば、今、給料が500万円の人がいるとして、500万円分の仕事を今請け負っていて、500万円支払われているのであれば、当然、業務委託として受けているので、それ以上お金は増えることはありません。

 

今の仕事を1年2年3年やっても、給料が上がらなくても当然です。とはいえ、報酬があがらないのは残念なことです。ではどうすればよいのか。

 

業務委託として働いているのであれば、他の仕事を取ってくることが大切。今の会社は、一つの得意先、つまり、業務を請け負っている得意先なので、その得意先を増やすことが大切です。

 

今流行の副業や兼業の話につながってきます。他の仕事も探しておくと、あとは、500万円で請け負っている今の仕事を、どう生産性を高めて、時間をかけずにやっていくかが大切になってきます。

 

仕事のやり方を変えることも一つですし、フルリモートの企業に転職するといった面白い事例もあります。フルリモートだと、通勤時間が削られたり、時間に余裕があれば、他のことも考えやすくなったりします。

 

そうやって、今の仕事以外の仕事にチャレンジすることによって、自分のスキルやノウハウが磨かれたり、積み重なっていくこともあります。市場価値を高めることにもつながってきます。

 

今の仕事を本当に同じような内容で、10年も20年もしていたら、当然ながら、スキルというのはなかなか身につきづらいと思います。あまり成長も感じられないと思います。

 

そうならないように、他の仕事を見つけて、仕事で自分を磨いていく努力が必要です。もし、会社の評価に納得がいかない、不満がある、給料も上がらないという人がいたら、今の現状を変えるために、環境を整えたり、副業したりする方が健全です。

 

結局、会社の評価というのは主観的な評価で、 会社から評価されなかったとしても、自分が スキルがないノウハウがないということではありません。

 

あまり落ち込む必要はなく、今自分ができることは何なのかを考えて、5 年後10年後どうなりたいのか、どうしていきたいのかを考えながら仕事と向き合うことが大切です。