「ものごとには段階がある」
当たり前なんだけど、
ふだん気にとめることは
あまりないかもしれませんね。
この「段階」を
ちゃんとわかっていると
もっと楽に心を整えることが
できるようになるんです。
今日はヨガの思想に基づいて
「段階」のお話をしますね〜
ヨガの世界で大切なのは
「段階を経て一歩一歩成長する」
ということです。
ヨガの古典ヨーガスートラには
「ヨーガの八部門とは、禁戒、
勧戒、座法、調気、制感、凝念、
静慮、三昧である。」
と書かれています。
なんのこっちゃ
ですよねー
これは「八支則のヨガ」と呼ばれ
早い話が、ヨガの実践は
大きく分けて8つあって、それを
一段一段登るのだ、ということ。
三昧とは、いわゆる解脱ですが
その最終段階を目指して、
一段階ずつ進んでいくことが
大切なのだと言っているのです
1段、1段と着実に成長するには
モチベーションが大事ですが
ヨガではそのモチベーションも
段階分けされています。
「実習者の熱望が弱いか、
中程度か、強いかにより、
三昧への間近さに差が出る」
ヨガをする人の熱量によって
成長のスピードに差が出るし、
その熱量も弱・中・強があると
言っているのです。
この熱量は生活していく中で
日々変化するものです。
調子が良いときは「強」だし
調子が悪いときは「弱」ですね。
この段階を理解できていると、
何かに取り組んでいる時でも
なんて、極端な判断に
陥らなくてすみます。
「今は弱の状態だから、
ちょっとお休みしよ。
そのうちやる気が出てきたら
頑張ろうっと
」と、
やる気が出ない自分も
うまく操れるようになるんです。
どんな自分にもバツをつけずに
いつも自分で自分の
ご機嫌をとってあげると
目指すゴールに着実に
近づいて行けるのです。