福岡県宗像市でスピリチュアルな癒しのサポートをさせていただいています心理セラピスト、月のせんりつのkimikoです(*^^*)
パートナーが発達障害の
「アスペルガー症候群」
の特性や、パートナーがアスペルガーである場合に起こる心の葛藤や孤独などのお悩みについて以前書きました。
⬇
良かったらこちらもご参考にされて下さいね。
今回はパートナーがアスペルガーの方の場合になりやすい
「カサンドラ症候群」
についてご説明したいと思います。
以前の記事にもカサンドラ症候群について少し触れましたが、今回はもう少し深く書いていきます。
アスペルガーは知的障害がない自閉症であり、
「世界に自分とは違う他人という存在がいる。」
という感覚が薄いです。
その為に、
○他人にあまり関心がない傾向
○他人と感情を共有したい欲求
○相手の気持ちがわかる能力(共感力)
○空気を読むこと。
が低い傾向にあります。
「他人がいる。」
という感覚があるからこそ、相手との繋がりについて考えて行動します。
他人がいる感覚が薄いと、もちろん他人とコミュニケーションを、とったりと
「感情を共有する」
ことの関心は薄くなってしまいます。
アスペルガーの方の世界観、感情はパートナーでさえ、共有することができません。
その為に、アスペルガーの相手との
「心の繋がり」
が感じられないので、寂しさや孤独を感じてしいます。
パートナーがアスペルガーの場合、パートナーが楽しそうにしていてその中に入りたくてもなぜか入れません。
生きてる次元、空間が違うような独特な感覚になります。
なので、パートナーが一人で楽しそうにしていてもその世界に入ることはできず、喜びも共有できません。
その為にアスペルガーのパートナーと一緒にいると、一緒にいるのに一緒にいないような感覚になります。
○いつも一人でいるような感覚。
○側にいるのに遠くにいるようなパートナーの存在。
○噛み合わない感覚。
感情や感覚が理解できない、通じあえないことからこのような感覚になるのだと思います。
それはアスペルガーをパートナーに持つ人達を
「終わりのない、果てしない孤独」
へと連れていってしまいます。
「これだけいつも私の愛情を伝えれば、いつかわかってくれるかもしれない。」
そんな希望を持つかもしれませんね。
その希望がよけいに苦しみをうみます。
「愛しているのに心が通じない。」
それは激しいストレスとなります。
それをアスペルガーのパートナーにいくら訴えても理解はしてくれません。
その感覚を持ち合わせていないので、理解できないんです。
特に深い
「情」
みたいなものがわかりにくい方が多いように思います。
なので、行動や発言がすごく「ドライ」に見えたりします。
アスペルガーのご本人は人に冷たくしているつもりはなく、もちろん悪意なんてありません。
発達障害の方は波長が高く純粋な方が多いので
「悪意」
そのものを、理解できない方が多いですね。
悪意というものをご本人も持ってなかったりします。
でも、周囲からみたらひどいことを言ってたり、冷たかったりするので厄介です(^_^;)
波長がすごく高いのは、地球になれてない宇宙人のようですね(^_^;)
発達障害、特にアスペルガーの方は深い感情を理解するのは難しいようです。
感情は複雑なものですよね。
怒りの奥に悲しみがあったり、
寂しさと安堵感が同時に起こったり。
しかしアスペルガーの方は相手の表面に出ている言葉や表情のみしか、くみ取れません。
好きだからこそ、パートナーに怒ったり責めたり、泣いたりします。
しかしアスペルガーの方はその表面の怒りや悲しみはわかってもその奥の愛は理解できなかったりします。
その為に深い心のコミュニケーションがうまくいきません。
アスペルガーの人とケンカして
「あなた、大嫌い❗」
と本当は好きだけど、自分の気持ちをわからないから怒って言ってしまったりします。
こんなケンカはよくあることですね。
普通ならただのケンカで終わりますが、アスペルガーの方は本当に自分は嫌われたのだと思い、パートナーから去っていったりします。
奥にある愛情は伝わりません。
「こんなに愛しているのに、なぜ通じないの?」
「私の何が悪いの?」
「あなたには、どうしてあげたら私の愛が伝わるの?」
「どうしたら私はあなたに愛されるの?」
アスペルガーのパートナーを持つ方は、そんな風に思い詰めてしまったりするかもしれません。
いくら考えても出口がない迷路に迷い混んだようになります。
解決策が見つかりません。
アスペルガーの方とコミュニケーションが取れないことや、愛情が通じないこと、こちらに関心を持ってくれないことなどから大きなストレスがかかります。
そのストレスからの身体的、精神的な疾患をもつ人達を
「カサンドラ症候群」
と言います。
🔴(カサンドラ症候群の症状)
○パニック障害
○鬱病。
○不眠症などのストレス疾患。
○神経症。
○強い孤独感や不安感。
○自信がなくなる。
○対人恐怖。
○疲れが取れない。
○イライラする。
○気力がなくなる。
などのコミュニケーションが取れない強いストレスからくるストレス症状がでます。
最初はなぜこんな症状がでるのかわからない方が多いと思います。
理由がわからず、病院を渡り歩くこともあるかと思います。
自律神経が乱れやすいのか?
疲れているからか?
更年期障害か?
職場のストレス?
色々考えて手を打つけど、薬が変わるか増えるだけで良くならない。
原因がパートナーとの感情や言葉の交流がうまくいってないことだとわかるには、時間がかかったりします。
ご自分のパートナーがアスペルガー「発達障害」であると知らない方が多い為です。
発達障害について、身内など近いところにいない限りどんな特徴があるのか?わからないと思います。
普通に過ごしているぐらいでは、発達障害だとわからない人はたくさんいます。
パートナーがアスペルガーだと気付き、そこでご自分がカサンドラ症候群ではないか?
と気づけば、それなりの対処ができます。
わからないままだと、悩み自分を責めてしまったりするかもしれませんね。
また、アスペルガーの方は
「感情を理解すること。」
「他人の気持ちを理解すること。」
「言葉の意味をくみ取ること。」
などが苦手です。
言葉の意味をくみ取ることが苦手な為にコミュニケーションが取れないことも、長く一緒にいるとかなり辛いものになります。
アスペルガーの方からは全く予期せぬ返答が返ってきたりします。
「今日はカレーとハンバーグどっち食べたい?」
と言えば大抵の返答は
「カレーがいい。」
「ハンバーグがいい。」
「どっちもいいね!」
「どっちも今日は食べたくない。」
「君の食べたいほうでいいよ。」
こんな感じですよね。
しかし、アスペルガーのパートナーに聞くと
「…。今日は暑いね。汗かいたから、早くお風呂に入りたい。」
なんて言われたりします。
いったいどこから、この言葉が?
理解できないですよね(*_*)
アスペルガーの方は相手に自分の言いたいことをどう言えばよいかわかりません。
また、話が飛躍したり、いきなり自分の興味、関心があることに意識がいったりします。
人にあまり関心がないので、相手がどう言ってほしいかに意識が向きずらいです。
このアスペルガーのパートナーの方の頭の中は
カレーと聞いた時点で
「カレーかぁ。今日は暑いからなぁ。食べたら汗かくな。あ、今日はすごく汗かいたからお風呂入りたいなぁ。」
となり、パートナーの相手へ意味不明発言をすることになります。
たまにならいいですが、一緒にいるたびにこれでは、話が続きませんし、ストレスになります。
このコミュニケーション能力の低さもパートナーにとっては強いストレスの原因になります。
蓄積されていきますからね。
ストレスも蓄積されると、大したことでもないのに異常に頭にきたり、悲しくなったり不安になったりします。
それでアスペルガーのパートナーとケンカになることもあるかと思います。
アスペルガーの方と深い部分で理解し合うのは、かなり難しいです💦
アスペルガーの方が悪いわけではなく、またそのアスペルガーの方を理解できない方が悪いわけでもありません。
カサンドラ症候群になっていると気づいているなら、今後、
「自分はどうしたいのか?」
「このままパートナーと一緒にいたいのか?一緒にいれるのか?」
など、まずはご自分の気持ちを大切にして考えて下さいね🌸
愛情があっても、一緒にいられない場合もあるかと思います。
寂しいことですけどね。
また、親が発達障害(アスペルガー)でも
「カサンドラ症候群」
のようになります。
カサンドラ症候群と言うよりも
「アダルトチルドレン」
になってしまうことが多いですね。
いつか、そのお話も書いていきたいと思います(*^^*)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌸
🌙月のせんりつ