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ここからが今日の本題です
彼女、今年に入って何度も祖国ハンガリーへ帰っています🇭🇺
マンチェスター〜ハンガリーは2時間半。安いフライトだと往復1万円とかで行けちゃいます。
その理由は、名前変更のため。
苗字・名前両方の変更です。
アニータと亡き旦那さまは両方ハンガリー人で、ハンガリーで結婚手続きをしています。
なので、イギリスで死亡したことをハンガリーに証明しないといけません。
さらにハンガリーの伝統的な結婚の場合、
ほぼ夫婦同姓同名になります。
※近年法律が変わってたくさんの選択肢があります。
十数年前に結婚したアニータは名前がこう変わりました。
ハンガリーは日本と同じく、姓+名の順で表記するのでその通り書くと…
※仮名です
結婚前
妻: Nagy Anita(ナジ アニータ)
夫: Csepregi Lajos(チェプレギ ラジョス)
結婚後
妻: Csepregine Lajos(チェプレギネー ラジョス)
夫: Csepregi Lajos(チェプレギ ラジョス)
Lajos(英語でいうLouiseルイ/ルイス) に変わり、旧姓はもちろん、
親がつけたアニータというファーストネーム(名前)も消えました!
さらに旦那さんの苗字にneをつけて、「チェプレギ=ラジョス夫人」という名前に変わったんです。
呼び名じゃなくて、正式な名前がです!
もちろんパスポートから何から全部、この名前に変更。
元々、この名前変更が気に入らなかったアニータは、結婚後も通称名(呼び名)で旧姓ならぬ旧名のアニータと名乗っていました。
旦那さまが亡くなり「チェプレギ=ラジョス夫人」という意味の名前に今まで以上に嫌悪感を覚えたアニータは現在、姓名両方の変更の手続きをしているんです。
ただ旧姓に未練はないということで、
Csepregi Anitaにするそうです。(neをとって、LajosをAnitaに戻す。)
この制度、離婚や死別した男性が再婚しようものなら、1人目の奥さんも2人目の奥さんも同じ名前になるという厄介(?)なシステムでもあります
2004年に大きく法律が代わり、現在ハンガリーでは、結婚後の名前について女性は7つの選択肢、男性は5つの選択肢があるそうです。
わかりやすく(?)日本の名前でご紹介します。
例: 山田太郎さんと田中花子さんが結婚した場合
妻の結婚後の名前は下記から選べます。
①山田 太郎ne (山田太郎夫人)
②山田 太郎ne 田中 花子 (山田太郎夫人の田中花子)
③田中 花子 (旧姓のまま)
④山田 花子 (苗字だけ夫姓)
⑤山田ne 田中 花子 (山田夫人の田中花子)
⑥山田-田中 花子 (複合姓)
⑦田中-山田 花子 (複合姓)
夫の結婚後の名前は下記から選べます。
①山田 太郎 (変更なし)
②田中 太郎 (婿養子みたいな感じ)
③山田-田中 花子 (複合姓)
④田中-山田 花子 (複合姓)
選択肢、多っ‼︎
2004年以降に結婚した私の友人ハンガリー人夫婦は、
1組は、夫婦ともに婚前の苗字・名前のまま(夫婦別姓)
もう1組は、夫はそのまま、妻は複合姓
を選びました。
もうneとか古いからなし!じゃなくて、ちゃんと制度としては残しつつ、
伝統的な方法を好む人、現代的な方法を好む人、みんなが自分の好きな選択ができるっていいなと思いました。
日本はまだ夫婦別姓ですらまだやけど、選ぶかどうかは別にして選択肢があるって大きいなぁ…
あ、アニータは無事、ハンガリー側の手続きを終え、現在は証明書が送られてくるのを待ってます
「私はニックネームもミドルネームもないから、ミドルネームがあるのうらやましい」と言ったら、
アニータに「ラブリー」というミドルネームを名付けてもらいました
コク=ラブリー、意外と悪くない(笑)
ハンガリー🇭🇺といえばワイン