楽しみにしていた映画「マイブロークンマリコ」を観ました。面白かったです。
ブラック企業に勤めるシイノトモヨ=しぃちやん(永野芽郁さん)は
親友のマリコ(奈緒さん)がマンションから転落死したことをニュースで知ります。
シイノは長年マリコを虐待していた父親から、力ずくで遺骨を奪い取り、
かつてマリコが「行きたい」と言っていた岬を目指します。
そんなイメージを突き破る演技でした。
中学生から続けているタバコを吸うシーン。やさぐれた雰囲気が伝わってきます。
自分に何も告げずに逝ったマリコを、ひたすら求める姿はグッときます。
ラスト近くで、遺骨が思いがけず、「活躍」し、マリコはこのために命を投げ出したように感じました。
永野芽郁さんの演技は、母親役で日本アカデミー賞を受賞した長澤まさみさんや、殺人犯を演じてアカデミー賞を受賞したシャーリーズ・セロンら、変貌した女優達を連想させました。
試写会の後、涙を流したのも、分かるような気がします。
美貌が際立ち、将来に期待を抱かせました。