令和3年10月6日(水)

山田薬師
虎峰山 龍源院
(こほうざんりゅうげんいん)

薬師堂


遠江四十九薬師霊場 第三十三番札所

山田地内にあった龍源院の末寺、蔵源寺より移築され、平成10年に現在の薬師堂に再建。
蔵源寺は寛永総検地の際に確認されているので、1640年以前には存在していたことが推測されるようなのですが、明治初年の太政官令により廃寺となり、本寺龍源院へ薬師三尊・十二神将が遷座され、現在は薬師堂の中央に祀られています。

江戸時代より信仰されている山田薬師瑠璃光如来は、大医王仏とも称され、応病与薬の仏様で精神的・肉体的等の病に不思議な御利益があると言われています。

また、十二神将は生まれ歳(十二支)の守護神として昼夜をわかたず如来の本願成就に働き続けているそうです。
昨今の身心悩める人に知恵と勇気と心の安らぎとが授かる救いの仏様と言えます。




天井の蓮華の絵は、お釈迦様がお説きになられた清らかな蓮華蔵世界をあらわし、苦×苦(九×九)の世界より解脱(げだつ)して宮中における吉数である八十一を表した格子になっているそうです。

ご住職が「剥がれちゃってる」とおっしゃっていましたが、剥がれた下に模様が見えるのは気のせいでしょうか?






こちらはパンフレットから下矢印



柱に面が・・・獅子?


高松塚・キトラ古墳で有名な中国風水思想の東西南北の守護神である四神獣が螺鈿の額として納められています。(キトラ古墳(奈良明日香村)の壁面に天の四方を守る四神が掛かれている)

奈良明日香村




奈良にある薬師寺の国宝薬師三尊の台座に四神獣の絵が描かれているところから、この薬師堂にも縁あって納められたもの。

四神(ししん、しじん)は中国神話、天の四方の方角を司る霊獣(別名、天之四霊)。四獣(しじゅう)、四象(ししょう)ともいう。
東西南北の四方を守る神(守護神)のことで、「方位の四神」とも呼ばれる。
東の青龍(せいりゅう)・西の白虎(びゃっこ)・南の朱雀(すざく、すじゃく)・北の玄武(げんぶ)。
中央に麒麟や黄竜を加え、五行説に照らし合わせると五神(ごしん、ごじん)あるいは五獣(ごじゅう)と呼ぶ。

東西南北ではありませんでしたが、左右に2枚ずつ飾られていましたおねがい


余談ですが・・・

 京都の四神


まとめていなかったけど

大和四神






私の好きな漫画にも四龍出てきました爆笑




音はどこを叩いても、石を変えても変わらない気がしました。
・・・3つ打てば迄は書いてあるけど、叩きすぎたかもガーン

本当に綺麗なお庭でした。



四季によって様相も異なるようですし、ご住職は話し上手、聞き上手で、毎月第3日曜日に法話があるとか。
今月はもう 仕事が入っていたので、来月から意識して勤務調整して拝観したいと思いましたおねがい

龍源院 1️⃣、2️⃣