今日はタテヨコ理論の「ヨコ」について書きます。
「ヨコ」ってのは、友達づきあいとか、近所づきあいとか、
共同体でのヨコのつながりのことを指しています。
これはクセモノだと思っています。
なぜならば、相当の注意を払わなければ、すぐ「タテ」になってしまうからです。
大人度がかなり高い人でないと、真ヨコにはなかなか広がりません。
つまり、友達をつくる、というのは、相当、高等技術が必要だということです。
友達の人数が多いことを自慢する人もいますが、
本当に友達なのか、本当に「ヨコ」なのか、という疑問もわきます。
たとえばいじめが起こるのは、世間には「ヨコ」方向でコミュニケーションしているように
見えていても、実は「タテ」方向で戦いが起こっているのです。
自分より少しでも「下方向」の相手をさぐっているのです。
なかなか世間は厳しいです。
家庭内でもあり得ます。
子供が友達を作るという行為は、危険がいっぱいです。
「大人な」実力がある子は稀だと思いますので、すぐに「タテ」になってしまいがちです。
それを防ぐには、「他のものさし」を入れることが肝心だと思います。
具体的には、子供だけのコミュニティーに、大人が介入することです。
大人の世界でもそれほど変わりはありません。
子供のまま大人になった人も多いですし。
友達が少ないと「寂しい」人というイメージがあるかもしれません。
迷信です妄想です大丈夫です。
私は一人ですけど、大丈夫です。
「ヨコ」がしんどいなら「ヨコ」は休みましょう。
お休みは、ひとりを楽しむチャンスです。