人工股関節、

右脚術後3年0ヶ月、

左脚術後2年10ヶ月。


昨日は久々に

友人と近所のカフェに。ニコニコ


コロナ禍以来久々の再会に

るんるん出かけてみたら、

あれ?、怪我でもしたのかな?

歩き方が変みたい....?


聞けば、変形性股関節症

と言う。ガーン


彼女は私より10歳年上の

バレエスタジオの先輩で。

7〜8年前に

他のスタジオに移ってしまったけど、

大人バレエの星だった人。

40代からバレエ始めたのに、

完璧なまでのアンデオールと

スッと伸びた足の甲、

高々と上がる脚の持ち主で、

先生からも

「私もこんな身体に生まれたかった」

とまで言われたほど。


発表会で全幕上演の時には、

子供の頃からバレエ習ってた若い人たちに混じって、

彼女は大人バレエ組からただ一人、

ソリストを務めていたレジェンドで。


そんな彼女が今、

痛くて踊れない、という。


彼女は臼蓋形成不全で

骨盤のかぶりが浅い。

浅いが故に、

股関節の可動域がとても大きく、

バレエやるには

恵まれた骨格だったわけだけど、

浅いということは

不安定ということでもあるわけで。えー


もともと、何も意識しなくても

勝手に5番ポジションに入ってしまう

という人だったんだけど、

7〜8年前から

一念発起してトレーナーさんについて

筋肉やアライメントを見直し、

バレエも基礎からやり直した。


めちゃくちゃストイックな人なんだ。


なのに、

変形性股関節症になってしまい、

今、医師から人工股関節手術を

勧められているという。


そして彼女は、

「手術はイヤだ」と言う。

今通っている整骨院で

超音波治療を受けているから、

それに期待したい、と。


それと、

バレエの超基礎クラスで

地味なトレーニングをしていて

それがすごく良いのだ、と。

ちゃんとした基礎もできてないのに

踊るなんてとんでもない。

バンバン踊るより

正しいことを極めていくことが 

今は楽しいのだ、と。


そんな彼女に、

「人工股関節のことなら何でもきいて。

私、股関節についてブログ書いてて、

リアルな知人には一切教えてないけど、

あなたには教えるから」と

申し出てみたけれど、


「ありがとう。

でも手術する気はないから」と

ニッコリ笑って断られた。


手術に対する考え方は人それぞれだし、

生きていく上での満足度も人それぞれ。

だから、それ以上はもう言わなかった。


一つだけ。


保存療法も良いけれど、

股関節が悪くなると筋肉が硬くなり

膝や腰にも影響が出てくるので、

もし手術するなら

あまりひどくならないうちが良いよ。

保存療法を頑張りつつも、

手術にも目配りしといて

歩けるうちに情報を調べておくようにね、と。


これだけ言って帰りました。キョロキョロ