人生の半分を過ぎて青春のバイブルを読み返す6月の日曜 | 空にはブログ

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私と同じ誕生日(12月10日)の天才詩人・寺山修司氏の第一歌集「空には本」より名前を拝借した「空にはブログ」です。趣味のこと、好きなことなど、綴っていきます。基本的に毎日更新。…シーズン中は、野球ブログみたいになります( ̄▽ ̄;)…

こんばんは。

日曜の夜、如何お過ごしでしょうか。


私の愛する獅子虎チームですが、獅子さんチームは(中略)、虎さんチームは、才木くんナイス完封‼️😄ヤッタネ

まだまだ巻き返します‼️☺️


…ここから本題。

野球中継が始まる前、久々に井上靖全詩集と、詩集北国を読んだ。


だいぶ、くたびれてしまった。
以前にも投稿したけど、井上靖全詩集と出会ったのは40年前、中学生の頃だ。
当時、合唱部にいた私はNHK-FMの「たのしいコーラス」を毎週エアチェックしていた。
そこでオンエアされた男声合唱曲、井上康作詞の「海辺」「野分」「木乃伊」を聴いて、ショックを受けた。
そして、その歌詞は元々は井上靖氏の詩集からのものだと知り、少ないお小遣い握りしめて、本屋さんに行って井上靖全詩集を買ったのだった。
この詩集を読んで初めて、散文詩の存在を知った。
井上靖氏の散文詩は、詩というより短編小説を読んでいるようだった。
日本語の、清冽な美しさ。
私の青春のバイブルとなって、電車の中で読む本に迷ったら、この詩集をバッグにしのばせたものだった。
…最近は、スマホばっかりになってしまっているな…反省。
また電車に乗るときは久々に、この詩集をバッグにしのばせようかな。
人生100年としたら、もう私は折り返し地点を過ぎてしまった。
でも、この詩集を読むと心が洗われて、中学生だったあの頃に戻ったような気持ちになれる。
今は「北国」に収められた「六月」を読んでいる。

海の青が薄くなると、それだけ、空の青が濃くなってゆく。

街に青のスーツが目立ってくる。それに従って、山野の青が消えてゆくのだ。

六月ー、移動する青の一族。その隊列を横切るために、私は旅に出なければならぬ。