前猫・ミナのこと | 空にはブログ

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私と同じ誕生日(12月10日)の天才詩人・寺山修司氏の第一歌集「空には本」より名前を拝借した「空にはブログ」です。趣味のこと、好きなことなど、綴っていきます。基本的に毎日更新。…シーズン中は、野球ブログみたいになります( ̄▽ ̄;)…

こんにちは~。

猫バカきみどんです。

また今回も、猫絡みの内容です(=^ェ^=)ニャン

このブログの記事にも度々登場している、我が愛猫クリ(16歳♀)…

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今年のクリスマスで、クリを飼い始めて…というか、クリと暮らし始めて16年になりますが、私が猫を飼ったのは、クリが初めてではありません。

クリの前に、ミナという同じく♀の猫を飼っていました。
このミナが、私が飼った初めての猫でした。

ミナもクリと同じく、拾われ猫。
でも、クリと決定的に違っていたのは、人懐っこいところだった。

クリは、人見知りならぬ猫見知りが激しくて、どこか陰のある暗い猫なのに対して、ミナは活動的で猫見知りしない、やんちゃな猫だった。
宅配便や書留の配達の人に飛びついてしまったり、初対面でもお構いなし。

縁側でひなたぼっこするのが好きで、ひなたぼっこしていたかと思うと姿をくらまして、また縁側でひなたぼっこしていたり。

よく言えば元気、悪く言えば落ち着きがないというのか。

そんなある日、ひなたぼっこしていたミナの姿が、見えなくなってしまった。
姿をくらまして、また帰ってくるだろうと思っていたけど、なかなか帰ってこなかった。

夜になっても、明くる日もミナは帰ってこなかった。

それからというもの、ミナを捜してまわった。
心当たりは、全てあたってみた。

でも手がかりはなく、ミナの行方はわからずじまいだった。

夜、布団の中で涙が溢れてくることもあった。
小さな一匹の猫が、私の中で大きな存在になっていたことに、居なくなってから気づいたのだった。

ミナとは、一年も一緒に居なかった。
でも、ミナが残していったものは、大きかった。

寂しくて切ない気持ちを拭えないまま、過ごしていた日のこと。
猫がいないなら、違う猫を引き取ってくれないかと、話があった。

その猫が、現在の愛猫クリというわけで。

初めてクリと会ったとき、どこかミナと似ていて、ドキッとしたものだった。
よく見れば、やっぱり違うんだけど。

ちなみにミナって、こんな猫でした。

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こんなに早くいなくなってしまうなら、もっとミナの写真を撮っておくんだった…

長い旅に出たまま、17年帰ってこないミナ。
年齢的に、もうこの世にはいないかもしれない。

明るい人懐っこい猫だから、どこか誰かの家で、可愛がられていてほしい。
事故や虐待に遭ってしまっていたりしたら、悲しすぎるから。

ミナがどうなってしまったかわからないだけに、クリには一日も長く、元気で生きてほしい。

ミナがいなかったら、猫バカにもならなかったし、クリと出会うこともなかった。